Air Jordan 3 “White Cement” が2027年に復刻との噂
80年代当時のオリジナルデザインに忠実な仕様で再登場か
〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉から、Air Jordan 3(エアジョーダン 3)のOG(オリジナル)カラーのひとつ “White Cement(ホワイト セメント)”が2027年に復刻されるとの噂が浮上した。
1988年に登場したAir Jordan 3は、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)がデザインを手掛けた初のAJモデルであり、その後30年以上にわたる協働の出発点となった記念碑的な1足。1987年当時、〈Nike(ナイキ)〉内部では問題が起きていた。AJシリーズの初代および第2作のデザイナーであるピーター・ムーア(Peter Moore)とマーケティング幹部のロブ・ストラッサー(Rob Strasser)が退社して新ブランドを立ち上げたことで、Air Jordan 3の開発は遅延。さらに、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)自身の契約更新も迫っており、彼を引き抜こうとする動きもあったという。この状況を打開したのが、若きデザイナーのティンカー・ハットフィールドだった。彼はそれまでにAir Max 1(エア マックス 1)などで革新的なデザインを成功させており、その実績からAir Jordan 3の開発を任されることになる。
ハットフィールドはジョーダン本人の要望を直接聞き取りながら設計を進行。求められたのは、当時主流だったハイカットではなくミッドカット、履き心地の良い柔らかいレザー、そしてスタイリッシュで存在感のあるデザイン。完成したプロトタイプは、まさにそのすべてを満たしていた。特にJumpman(ジャンプマン)ロゴは、1984年の有名なダンク写真をもとに作られ、ブランドの中心にジョーダン自身を据えるアイコンとなる。また、有名なエレファントプリントもこのモデルで初登場した。ジョーダンは当時のNBAオールスターウィークエンドでAir Jordan 3を着用。スラムダンクコンテストではフリースローラインからのダンクで優勝、さらにオールスターゲームではMVPを獲得しており、Air Jordan 3は彼の輝かしいキャリアの象徴といえるモデルである。
Air Jordan 3のOGカラーは“White Cement”と“Black Cement(ブラック セメント)”に加え、“Fire Red(ファイヤーレッド)”や“True Blue(トゥルーブルー)”などが登場。その後、数多くの復刻(レトロ)モデルが発売され、特にOGカラーは何度も復刻されている。2000年代以降は新たなカラーやコラボモデルも増え、Jumpmanロゴ仕様や素材のアップデートなど、多様なバリエーションが展開されている。
ホワイト/グレー/ブラックを基調とした“White Cement”は、直近では2023年に“White Cement Reimagined(ホワイトセメント リイマジンド)”として復刻。このバージョンではエレファントプリントのアップデートや、黄ばんだようなミッドソールやアイレットなどのアレンジが加えられていた。2027年の復刻版では、80年代当時のデザインに忠実な仕上がりになると予想されている。本稿執筆時点ではこれ以上の詳細は明らかになっていないため、ファーストルックを含めた続報に注目したい。



















