『マーティ・シュプリーム』が A24 史上最高興行収入作品に正式認定
ティモシー・シャラメ主演、実在の卓球選手に着想を得た物語
「A24」に新たな記録保持者が誕生した。ジョシュ・サフディ(Josh Safdie)監督、ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)主演の映画『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ(原題:Marty Supreme)』が、世界興行収入1億4,800万ドル(約220億円)を突破。これにより、これまでスタジオ最高興収を記録していた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(約1億4,100万ドル)を上回り、「A24」史上最も成功した作品となった。
本作は1950年代を舞台に、伝説的な卓球プレイヤー マーティ・ライスマン(Marty Reisman)の人生を描いている。フランチャイズ作品が市場を席巻する中で、オリジナルかつ大人向けの作品がブロックバスター級の数字を叩き出したことは、「A24」が進めてきた“大型予算xスター主導”路線の正当性を強く裏付ける結果となった。
興行的成功の中心にあるのは、シャラメによるキャリア最高峰とも言える演技だ。風変わりでカリスマ性を放つ卓球選手を演じた彼は、今シーズンのアカデミー賞主演男優賞の最有力候補と目されている。2025年のクリスマスに全米拡大公開されて以降、7週連続で国内興収トップ5圏内をキープするなど、驚異的なロングランヒットを記録。ハイテンションな試合描写に加え、グウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)がシャラメのメンター役として見せる存在感も話題を集めている。
制作費7,000万ドルと、「A24」史上最高額の予算が投じられた本作は、スタジオにとって大きな賭けでもあった。しかし現在までに北米で9,500万ドル、海外市場で5,340万ドルを稼ぎ出し、そのリスクを見事に回収。1950年代卓球カルチャーの“クールさ”とシャラメの世界的スター性を前面に押し出したバイラルマーケティングも、ヒットを後押しした要因と分析されている。
なお『マーティ・シュプリーム』は、アカデミー賞で作品賞・監督賞を含む9部門にノミネート中。3月下旬には中国での劇場公開も控えており、最終的な世界興収は最大1億7,000万ドルに達する可能性もあるという。「A24」にとって、新たな到達点となる一本だ。
本作は3月13日(金)より日本での劇場公開が開始する。






















