Fit Check:第60回 NFL スーパーボウルにてトラヴィス・スコットをキャッチ
アーカイブラグジュアリーとレトロフューチャーを巧みにミックスした彼らしいスタイリングで登場
2月8日(現地時間)に行われた「第60回 NFL スーパーボウル」にて、トラヴィス・スコット(Travis Scott)がアーカイブラグジュアリーとレトロフューチャーを巧みにミックスしたスタイリングで登場し、話題をさらった。
彼がまとっていたのは、1989年製のクリームカラーの〈CHANEL(シャネル)〉のリネンベースボールジャージという、ファッション史的にも貴重な1着だ。メゾンを象徴するインターロッキングの“CC”ロゴとコントラストの効いたパイピングがあしらわれたオーバーサイズのトップスは、会場内の定番であるスポーツウェアとは一線を画す、洗練されたリラックススタイルを演出していた。
また、トラヴィスは、そのヴィンテージトップをダークトーンのレイヤードストリートウェアと組み合わせ、ルック全体のポイントとして際立たせていた。ジュエリーは彼らしい大胆なセレクトで、重厚なゴールドチェーンと、十字架にかけられたイエスをモチーフにマリタイム要素を組み合わせたような存在感のあるペンダントを着用。仕上げには、2026年に再ブームとなっている〈OAKLEY(オークリー)〉X-Metal Julietのサングラスをあわせ、“Y2K meets 2020s”なムードをいっそう強めていた。
さらに、彼の手元のウォッチも、時計好きの間で即座に議論を呼ぶことに。当初はいくつかのメディアがヴィンテージのデジタル「Seiko(セイコー)」と報じたものの、よく見ると「CASIO(カシオ)」の電卓ウォッチとみられ、おそらく最近再販された名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とのアニバーサリーエディションだと推測されている。200ドル未満の“ナードシック”なタイムピースという選択は、もうひとつの主役級アクセサリーである、鮮烈なオレンジの「Apple(アップル)」iPhone 17 Proとのコントラストをいっそう際立たせていた。1980年代的なアナログノスタルジーと、最先端の2026年テクノロジーのミックスこそが、いまのトラヴィスのスタイルを端的に物語っていると言える。


















