ジャスティン・ビーバーがグラミー賞でのパフォーマンスに SKYLRK のアンダーウェア姿で登場
レッドカーペットでは〈Balenciaga〉の構築的なスーツ、ステージでは〈SKYLRK〉の下着姿でパフォーマンスへ
現地時間2月1日(日)にロサンゼルスで開催された「第86回グラミー賞」授賞式で、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)は自身の新たな時代を象徴する2つの対照的なルックを披露し、その存在感を強く印象づけた。
まずレッドカーペットに登場したビーバーは、〈Balenciaga(バレンシアガ)〉によるオーバーサイズの構築的スーツを着用。誇張されたシルエットとインダストリアルなテーラリングが特徴のこのルックは、まるで“ファッションによる鎧”のように、これから迎える大舞台に向けて自身を守るかのような存在感を放っていた。計算されたクチュールの演出は、洗練されたムードを会場に漂わせた。
しかし、その印象は楽曲“YUKON”のパフォーマンスとともに一変する。ステージに現れた彼は、重厚なスーツを脱ぎ捨て、〈SKYLRK(スカイラーク)〉による淡いブルーのシルクボクサーとシンプルなブラックソックスのみという、極めてミニマルな装いで登場した。いわば“鎧”から“素肌”へと移行するこの演出は、彼の新たな音楽性を体現する意図的な表現でもあった。
このリラックス感のあるルックは、2025年にリリースされたアルバム『SWAG』で展開されている削ぎ落とされたR&Bサウンドとも呼応している。家族や私生活を軸にした新たな現在のビーバーの姿勢を、視覚的にも表現したものだ。
さらに、ギターとループペダルだけを携えたパフォーマンスは、演出よりも音楽そのものにフォーカスさせる効果を生んだ。妻のヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)に捧げられたこのステージは、生々しく、荒削りなエネルギーに満ちていた。
レディー・ガガ(Lady Gaga)をはじめ、多くのアーティストが華やかな衣装で彩った夜の中で、ビーバーの“ドレスアップからインティメイトな下着姿へ”という選択は、ひときわ強いメッセージ性を放っていた。それは、自身の弱さや内面をさらけ出すことこそが、今の彼にとって最大の表現であることを示している。そんな彼の姿は、装いを通して語られる“変化と誠実さ”の物語だった。彼にとって、最も強力なアクセサリーは、もはや装飾ではなく“自身のヴァルネラビリティ(脆さ)”なのかもしれない。


















