ダフト・パンクが解散5周年を節目に Human After All の MV を公開
2005年のアーカイブ映像をもとに制作
世界的エレクトロ・デュオ ダフト・パンク(Daft Punk)が、同名の3作目のスタジオアルバムのタイトル曲“Human After All”の新たなオフィシャルミュージックビデオを公開した。サプライズ的に投下された今回の映像は、2000年代半ばの美学へと回帰する内容となっておりメンバーであるトーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter)とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo)による解散発表から5周年という節目とも重なっている。
新たに公開された映像は、2006年の長編映画『Daft Punk’s Electroma』のために撮影された未使用映像で構成されたもの。当初はアルバム『Human After All』のプロモーション用ミュージックビデオとして企画されていたが、プロジェクトは最終的に独立した映画作品へと発展した経緯を持つ。今回の編集は長年のクリエイティブディレクターであるセドリック・エルヴェ(Cédric Hervet)が監修し、2005年の楽曲と本来意図されていたビジュアル表現を改めて結び付ける形となった。
『Human After All』はわずか6週間で制作されたことで知られ、前作『Discovery』のディスコ色の強いマキシマリズムとは対照的な、ミニマルかつギター主導のインダストリアルサウンドが特徴。映像もまたその無機質さを反映し、『Daft Punk’s Electroma』に描かれたテクノロジーへの恐怖や葛藤といったテーマを想起させる内容となっている。
今回のリリースは、デュオのレガシーと、人間性と進歩の狭間に生まれる“インテグラル・アクシデント”という概念的探求を改めて示すトリビュートとも言えるだろう。


















