BODE がアジア初の直営店『BODE Tokyo』を代々木上原にオープン
ブランドの世界観と私的な物語が交差する旗艦店が誕生
エミリー・アダムス・ボーディ・アウジュラ(Emily Adams Bode Aujla)の手掛ける〈BODE(ボーディ)〉のアジア初の直営店『BODE Tokyo』が本日2月20日(金)、東京・代々木上原にオープンする。
代々木上原にある静かなヴィンテージマンションの1階を改装した店舗デザインは、エミリーの夫であるエーロン・アジュラ(Aaron Aujla)率いるデザインスタジオ「Green River Project LLC(グリーン リバー プロジェクト LLC、以下 GRPLLC)」が担当。彼らは日本で数々の印象的な公共建築を手がけたチェコ系アメリカ人建築家 アントニン・レーモンド(Antonin Raymond)の仕事に着想を得てデザイン。1964年に昭和天皇より勲三等旭日中綬章も授与されているレイモンドは、アメリカン・スクール・イン・ジャパン(1927年)、日光のイタリア大使館別荘(1929年)、リーダーズ・ダイジェスト東京支社(1951年)などを手掛けたほか、米国国務省の大使館複合施設の設計チームにも参加した経歴をもつ。彼らはレイモンドの仕事に倣い、日本の伝統的な建築手法を尊重しながらも、西洋の歴史的技法を取り入れた空間を構築。
また、家具や調度品、装飾に関しては、1961〜63年のケネディ大統領時代のホワイトハウス修復事業(ケネディ・レストレーション)を参照。このプロジェクトでは、ジャッキー・ケネディ(Jacqueline Kennedy)がインテリア・デザイナーのシスター・パリッシュ(Sister Parish)やステファン・ブーダン(Stéphane Boudin)、さらにウィンタートゥール美術館のヘンリー・デュポン(Henri Du Pont)らと協議を重ね、歴史的価値と国家としての品格を重んじながら作品を選定。修復作業を通じてジャッキーは「歴史を再構築する」という概念にこだわり、かつての大統領たちが残した足跡を維持することに尽力したという。
『BODE Tokyo』ではジャッキーのアプローチに倣い、ブランドの歴史を翻訳/再解釈するような作品を丁寧に選定。入り口では、かつてJFKの大統領執務室(オーバルオフィス)に飾られていた絵画をアーティストのマット・ケニー(Matt Kenny)が再現した作品を、試着部屋にはカート・ビアーズ(Kurt Beers)によるエジプトの風景画を、その両脇にはエミリーの庭で採れたアジサイのドライフラワーを活けたイラン製の真鍮花瓶を配置。足元には、大使館の共用部やオフィスのロビーを彷彿とさせる特注のウールカーペットを敷き詰め、試着室ドアには神奈川県比山で調達されたグリーンガラスの窓付き再生木材ドアを採用した。
店内中央には「GRPLLC」製作のアメリカンブラックウォールナットのダイニングテーブルと、お揃いの椅子が並び、その上にはエドモン・ラシュナル(Edmond Lachenal)による1920年代のフランス製セラミック花瓶をあしらい、。デスクにはニューヨークの『Paula Rubenstein Ltd』で調達したアーツ・アンド・クラフツ期のブロンズ製レターホルダーとインク壺を置き、さらにエミリーの自宅から持ち込んだデスクランプを組み合わせている。また、店のレジに向かう動線には古材の檜のみを使った『檜の小屋』が出現。伝統技法を駆使し、すべて手作業で建てられたこの小屋にはノミ跡が刻まれた“はつり仕上げ”の「GRPLLC」製スツールも2脚配置するなど、それぞれの空間に固有の文脈と物語を持たせている。
店内にはメンズおよびウィメンズのフルコレクションに加え、ヴィンテージやアンティークのテキスタイルから作られた一点物のピースが並ぶ。さらに、ミッドセンチュリー期の国立公園柄のピローケースで作られたクッションやオリジナル制作されたスーベニアアイテムなど、ここでしか出会えない限定アイテムも取り揃える。〈BODE〉が一貫して大切にしてきた“歴史に根ざしたアメリカンラグジュアリー”を体現する新店舗へ、足を運んでみてほしい。
BODE Tokyo
オープン日:2026年2月20日(金)
住所:東京都渋谷区上原3丁目43-1
営業時間:11:00-19:00

















