Wales Bonner 2026年秋冬コレクション
“機能と精神性の調和”に着目
グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)の手掛ける〈WALES BONNER(ウェールズ・ボナー)〉が、2026年秋冬コレクション “Morning Raga(モーニング・ラーガ)”を発表した。
本コレクションは、インドの建築家 バルクリシュナ・ドーシ(Balkrishna Doshi)が築いたモダニズム建築のレガシーを起点に、人間中心の思想と衣服の関係性を探る内容に。
グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)は、ドーシの建築に通底する“機能と精神性の調和”に着目。実用性と官能性、構造と流動性といった相反する要素を同時に内包するワードローブを提示する。シルエットはユニフォームを思わせる端正な構造をベースに、リズミカルなテキスタイル使いによって柔らかな動きを与えている。
またコレクションを象徴するのは、ヘリテージポロを再解釈したトップスや、儀式的なサテンサッシュによって格調を高めたスタイリング。シルクシャツはアイボリーとアトランティックブルーによる洗練されたカラーブロックで構成され、静かな緊張感を生み出す。アウターウェアには幾何学的な抽象表現が取り入れられ、イタリア製ウールを使用したトップコートやチョアジャケットには、ミニマルなグリッドパターンが繊細に織り込まれている。本コレクションのムードには、ジョン・コルトレーン(John Coltrane)のアルバム『Meditations』を想起させるスピリチュアルな空気感が漂う。インドの伝統とモダニズムが交差する文化的対話は、大胆なマドラスチェックやしわ感を残したベンガルストライプのシャツ地として表現している。
加えて戦略的なコラボレーションも、〈WALES BONNER〉の美学を支える重要な要素だ。〈adidas Originals〉とのパートナーシップからは、クロコダイルレザーを用いたカリンサトレーナーや、新作のBW アーミーが登場。他にも〈John Smedley(ジョン スメドレー)〉のニットウェアやゼブラ柄のモカシンが、その世界観を完成させている。
ブランド:Wales Bonner
シーズン:2026年秋冬




















