KENZO の2026年春夏キャンペーンビジュアルをチェック
コレクションの核となるのはテーラリング
アーティスティック ディレクター NIGO®️(ニゴー)の手掛ける〈KENZO(ケンゾー)〉が、2026年春夏コレクションのキャンペーンを発表した。
本キャンペーンの撮影およびディレクションを手がけたのはフォトグラファーのヴィクター・ブラン(Victor Vran)。アンディ・ウォーホルが体現したニューヨークのカルチャーや、スタジオ54を中心に形成された芸術的なムーブメント、そして現在NIGO®️が率いるクリエイティブコミュニティまで、ファッション、アート、音楽が交錯する系譜を、明快な構図と洗練されたフレーミングで表現している。キャンペーンの舞台では、白い壁がマキシムの装飾的なインテリアを分断し、抑制と豪奢さが共存する独特の空間を演出。クリーンな照明と静かなポージングによって、夜の始まり前に漂う緊張感とエネルギーが切り取られている。
コレクションの核となるのはテーラリング。髙田賢三が築いたデザインコードを受け継ぎつつ、NIGO®️は象徴的な着物風テーラリングを現代的に再解釈。サテンやベルベットのショールラペルといったディテールを加え、メンズ、ウィメンズ双方で洗練されたシルエットを提示する。グラフィック面では、1998年秋冬のアーカイブから再構築されたKENZO Tigerが復活。ジャカードやプリントとして多彩に展開されるほか、1972年のアーカイブニットに着想を得たトロンプ・ルイユ(だまし絵)の表現が、ニットやアウターに遊び心を添えている。さらに、1978年秋冬コレクションを源流とするミリタリー要素も取り入れられ、構築的なシルエットやブランデンブルクディテール、メタルボタン、ボリュームのあるポケットが、今季のルックにおける奥行きを演出。シルエット、テクスチャー、ディテールを軸に構成された2026年春夏キャンペーンは、モダン・ミニマリズムの中に〈KENZO〉のヘリテージと現代性を融合させた内容に仕上がっている。




















