2026年秋冬パリ・ファッションウィーク・メンズにおけるフットウェアのトレンドをチェック
足元からファッションの多様性と進化を語る
1月20日〜1月295日(現地時間)にかけてフランス・パリで開催された2026年秋冬シーズンのパリ・ファッションウィーク・メンズ。本稿では、今季のパリの街に集ったファッショニスタたちの足元にフォーカスしたレポートをお届け。
COMME des GARÇONSが提示するスニーカーのアート的側面(スライド1,2枚目)
今季、最も存在感を放ったのは〈COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)〉だ。街中では複数のコラボレーションモデルが確認され、なかでも注目を集めたのが、〈COMME des GARÇONS Homme Plus(コム デ ギャルソン・オム プリュス)〉x〈Nike(ナイキ)〉Sense 96だ。洗練されたモノクロームのブラックで構成され、ミニマルな佇まいと革新的なフォーム構造による快適性を融合させている。
さらに、〈Nike〉Air Foamposite One “Cat Eye”や、昨年話題を呼んだ〈New Balance〉509といったコラボシューズを通して、〈COMME des GARÇONS〉は“スニーカーをアートピースとして提示する存在”としての地位をより強固なものにした。
ボリューム感とチャンキーシルエット(スライド4,5,7,8,10枚目)
スリムなスニーカーと対照的に、重量感がありチャンキーシルエットのスニーカーも引き続き主役級の存在感を放っていた。〈ERL(イーアールエル)〉Vamp Skate、〈Balenciaga(バレンシアガ)〉10XL、〈Rick Owens(リック・オウエンス)〉Mega Bumper Geobasketや〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉LV Trainerなど、今季のバギーシルエットを支える建築的な足元のアイテムとして機能している。
ASICSとSalomonが示す、パフォーマンス重視の潮流(スライド16,20枚目)
近年の潮流でもあるテクニカルシューズの文脈においては、〈ASICS(アシックス)〉と〈Salomon(サロモン)〉の存在感が際立った。〈ASICS〉は、GEL-QUANTUM 360 I AMPや UB10-S GEL-KAYANO 20といったモデルを通じ、ダイナミックなカラーリングとパフォーマンス由来の快適性を両立。ランニング由来のテクノロジーが、ファッション文脈の中で自然に溶け込んでいる。また、雨の多いパリの冬においては、耐候性を備えたフットウェアも重要なテーマに。〈Salomon〉は、〈Carhartt WIP(カーハート ワークインプログレス)〉X-ALPや11 by Boris Bidjan Saberi Bamba 2 Lowといったコラボレーションモデルが多くみられた。
そのほか、〈adidas(アディダス)〉のテコンドー・メイやバレエシューズといったミニマルなモデルもお目見え。全体を通して見えるのは、前衛的な側面を持ったフットウェアと、機能的シューズの共存だ。2026年秋冬のパリは、足元からファッションの多様性と進化を語る舞台となっていた。



















