ピカソの作品が1100万ドル超でオークションに登場
ドラ・マールを描いた傑作『Buste de femme』が「Christie’s Hong Kong」に出品される
ピカソの作品が1100万ドル超でオークションに登場
ドラ・マールを描いた傑作『Buste de femme』が「Christie’s Hong Kong」に出品される
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の稀少かつ重要な傑作『Buste de Femme(ブスト・ド・ファム)』が、2025年9月26日(金)に香港で開催される「Christie’s Hong Kong(クリスティーズ香港)」の「20th/21st Century Evening Sale」に出品されることが明らかになった。本作は落札額1,100万〜1,400万ドル(約16億〜21億円)と見積もられ、今回のオークションの目玉となることが予想される。
同作はピカソのミューズであり恋人であったドラ・マール(Dora Maar)を描いた肖像画。25年以上にわたり個人コレクションに収蔵されており、近年オークションに登場する彼女の肖像としては最大級かつ最も魅力的な作品のひとつとされている。
制作は1944年3月、ナチス・ドイツによるパリ占領が終結に向かう時期。作品には戦時下の緊張と新しい希望が複雑に交錯する空気が漂う。自身もシュルレアリスムの芸術家であったドラは、ピカソにとって創造と知性の両面で大きな影響を与え、『(Weeping Woman)泣く女』をはじめとする数々の挑戦的なポートレートのインスピレーションとなった。
『Buste de Femme』では、ドラが威厳ある姿で描かれ、漆黒の瞳が鑑賞者をまっすぐに見つめる。黒・白・赤・緑の鮮烈な色彩と、ユニークなヘッドウェアが彼女の内面を深く掘り下げる力強い視覚体験を生み出し、同時代の他の肖像画と一線を画す。本作は美術館級の重要作であり、世界中のコレクターにとって歴史的かつ文化的意義を持つ機会となるだろう。













