Nike が RSVP Gallery とドン・Cを提訴
商品代約20万ドルの未払いが理由
〈Nike(ナイキ)〉が、シカゴ発のラグジュアリーブティック『RSVP Gallery』および共同創設者であるドン・C(Don C)を相手取り、約20万ドル(約2,900万円)の未払い商品代金を理由に提訴した。イリノイ州北部地区連邦地方裁判所に提出された訴訟は、両者の長年にわたる良好かつ象徴的な関係が公の場で決裂したことを示すものとなっている。
『RSVP Gallery』は、ドン・Cと故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が共同で設立し、10年以上にわたりストリートカルチャーを牽引してきた存在だ。また、ドン・Cと〈Nike〉の関係も、2015年にリリースされたコラボスニーカー Air Jordan 2などの数々の話題作で知られてきた。それだけに今回の訴訟は長年のクリエイティブパートナーがビジネスの場で対立するという衝撃的な展開といえる。
訴状によれば、『RSVP Gallery』には2023年9月から2024年3月にかけての請求書に基づく総額1901万91.95ドルの未払い残高が存在するという。今回の動きは単発のものではなく、かつて〈Nike〉が元コラボレーターのエディソン・チャン(Edison Chen)に対して行った未払いを巡る訴訟(後に却下された)にも続くものであり、同社が小売パートナーに対する未払い請求により厳格な姿勢を取っていることを示唆している。
本件は、世界的に影響力を持つストリートウェア業界の舞台裏で、複雑で時に対立をはらむビジネス関係が存在することを改めて浮き彫りにする事例となった。

















