Moleskine と Moleskine 財団が巡回展「Detour」を開催
「クリエイティビティは世界を変えられるか?」
Moleskine と Moleskine 財団が巡回展「Detour」を開催
「クリエイティビティは世界を変えられるか?」
1997年にイタリア・ミラノで創業した「Moleskine(モレスキン)」が「Moleskine財団(モレスキン財団)」と共に巡回展「Detour」を『21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3』で2025年9月10日(水)より開催する。
芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックの相続人であり継承者の「Moleskine」と、ミラノを拠点に世界の貧困地域で教育普及活動を行う非営利団体「Moleskine Foundation」が主催する巡回展「Detour」。本展では、財団が所蔵する1,600冊を超えるノートブックアートの中から、その土地の文脈に合わせて厳選された作品を展示する。
展示されるノートブックは、世界的に著名なアーティスト、建築家、映画監督、デザイナー、ミュージシャン、作家に加え、学生や文化団体、若手クリエイターから寄贈されたもの。描く、切り取る、解体する、再構築するといった創作のプロセスを経て、ときに彫刻のような立体作品へと変化し、唯一無二のアートピースとして新たな命を吹き込まれている。
これまでに建築家の隈研吾、伊東豊雄、映画監督のスパイク・ジョーンズ(Spike Jones)、デザイナーのロン・アラッド(Ron Arad)、三つ星シェフのハインツ・ベック(Heinz Beck )をはじめ、各界のクリエイターが参加してきた本展示。彼らは「Creativity for Social Change(創造性による社会変革)」という「Moleskine Foundation」の理念に共鳴し、若者たちの創造性と多角的思考を育む教育プログラムに賛同して、自らの作品を寄贈してきた。
ロンドン、上海、パリ、ニューヨーク、ミラノ、そして2025年大阪・関西万博を巡回してきた本展の東京での開催を記念し、キュレーターの長谷川祐子氏および2024年に亀有に誕生して以来多くの注目を集めている『SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)』の協力のもと、新たに16名のアーティストによる作品が寄贈された。新たな参加アーティストには、詩人の吉増剛造、彫刻家の名和晃平、俳優の板垣李光人、アーティストの清川あさみ、デザイナーの森永邦彦、建築コレクティブ GROUP、アーティストのSAIKO OTAKE、彫刻家の中村哲也、アーティストのローレン・サイ、歌手のアイナ・ジ・エンド、デザイナーの松本陽介(MIYAKE DESIGN STUDIO)など、多様な分野で活躍する表現者が名を連ねている。
本展では計41点の作品が展示されており、今後発売予定の「MIYAKE DESIGN STUDIO」と「Moleskine」による新たなデザインツール「NOTE-A-NOTE」も使用されているそう。「NOTE-A-NOTE」は、出会いの場での第一印象をそのまま書き留められるようにデザインされた、新しい発想のアイテムだ。
ジャンルを超えた創造性が交差する本展を通じ、ノートブックという身近な媒体が持つ新たな可能性を体感してみてほしい。
「Detour Tokyo」
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
日時:2025年9月10日(水)〜9月23日(火)
営業時間:10:00〜19:00

















