Air Jordan 11 の30周年を記念した9つの限定モデルが登場
世界中のコミュニティをテーマにした計9スタイルがラインアップ(UPDATE:国内展開モデルが決定)
UPDATE(2025/10/16):誕生30周年を記念した特別なAir Jordan 11コレクションが日本国内でも販売決定。国内展開モデルと発売日、販売価格は以下の通り。どれも数量限定となるため、気になる方は発売日をチェックしておこう。
展開モデル/国内発売予定時期一覧/販売価格(全て税込)
Air Jordan 11 “Rare Air”(2025年10月18日)/35,200円
Women’s Air Jordan 11 “Pearl”(2025年11月15日)/35,200円
Air Jordan 11 “Gamma”(2025年12月13日)/35,200円
Air Jordan 11 “Tokyo”(2026年春、日本限定で展開予定)/36,300円
ORIGINAL(2025/09/30):〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉から、Air Jordan 11(エアジョーダン 11)の誕生30周年を記念した9つの限定モデルが登場する。
Air Jordanシリーズ11代目モデルとして1995年に登場したAir Jordan 11は、伝説的なシューズデザイナー ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)がデザインを手掛けた1足。Air Jordan 11はマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)が6度のNBA優勝時に履いたシューズの中でも特に人気が高く、これに匹敵する評価を受けているのは、キャリア初期に着用したAir Jordan 1やAir Jordan 3のみ。ちなみに、計15種類のAir Jordanをデザインしたハットフィールド自身も、Air Jordan 11を最もお気に入りの1足に挙げている。
このシューズは、ジョーダンが一度バスケットボールを引退し、野球をプレーしていた時期に開発が進んでいた。当時〈Nike〉はジョーダンのNBA不在を理由に、Air Jordanシリーズを終了させようと考えていたという(*実際Air Jordan 9と10は彼の引退中にリリースされている)。しかし、ハットフィールドはシリーズの継続を強く主張し、新モデルの開発を進行。幸運にもジョーダンが1995年にNBAへ復帰したタイミングで、Air Jordan 11が完成した。
Air Jordan 11には、Air Jordanシリーズだけでなく、すべてのバスケットボールシューズにとっても“初”となる画期的な試みを取り入れている。それは、パテントレザー(エナメル革)とカーボンファイバープレートを採用したこと。パテントレザーは通常オックスフォードのようなフォーマルな革靴に用いられる素材だが、ジョーダン自身が「光沢のあるシューズが欲しい」とリクエストしたことから考案された。ハットフィールドは光沢感のある素材をリサーチするうちに、日本製の野球用スパイクに着目。野球用スパイクに使用されていたパテントレザーは硬さがあり、アッパーのサポート性を高めるという実用的な利点もあることから、採用を決断した。また、パテントレザーと布地(ナイロン)を組み合わせるという発想は、コンバーチブル(オープンカー)からヒントを得ている。初めてAir Jordan 11 のサンプルを見たジョーダンは、笑いながら「これを履いてタキシードを着る人がそのうち出てくるよ」とハットフィールドに言ったという。
1994–1995シーズン後半にジョーダンがNBAに復帰した当初、彼はAir Jordan 10を着用して試合に出場。その後イースタン・カンファレンス・ファイナル(*シカゴ・ブルズがオーランド・マジックに敗れたシリーズ)の時には、まだプロトタイプ段階で〈Nike〉から使用許可の出ていなかったAir Jordan 11を履いてコートに立った。適切なマーケティング計画がまだ整っていなかったにもかかわらず、Air Jordan 11のコート上でのデビューは大きな話題を呼んだ。ジョーダンが履いていたモデルは、後に“Space Jam(スペース・ジャム)”と呼ばれるカラーウェイで、これは1996年公開の彼の主演映画のタイトルから付けられた。
Air Jordan 11は、ローンチカラーである“Concord”(White/Black – Dark Concord)が1995年11月にリリース。1996年2月にはホワイトを基調とした“Columbia”、4月には黒と赤の“Play Off”または“Bred”が発売され、このカラーをジョーダンが着用し、彼の2度目の3連覇の始まりとなる最初のチャンピオンシップを勝ち取った。なお、レギュラーシーズン中にコート上で実際に履かれたAir Jordan 11は“Columbia”のみであり、これはジョーダンのキャリアにおいても非常に珍しい一貫性と言える。また、Air Jordan 11の初期リリースで展開されたカラーはわずか3色と、通常よりもかなり限定的であり、同時に全く異なるデザインのローカット版(Air Jordan 11 Low IE)が存在したことも言及しておきたい。
そして2025年、Air Jordan 11の30周年を記念して、このクラシックシルエットが世界中のコミュニティのストーリーとともに帰ってくる。予想を裏切るようなカラー、テクスチャー、素材を用いて、全く新しい形に再構築された計9スタイルを展開。 “Gamma”、“Pearl”(ウィメンズモデル)、“Rare Air”、“Inner Beast”(キッズモデル)、“Mojave”、“H-Town”、“285”、“China”、“Tokyo”の各スタイルは、『SNKRS』や〈Nike〉の公式サイト、〈Nike〉および〈Jordan Brand〉の店舗、そして一部の取扱店にて順次展開予定。さらなる詳細については、ブランドからのアップデートを期待して待とう。
展開モデル/発売予定時期一覧
Air Jordan 11 “Rare Air”(2025年10月1日)
Kids’ Air Jordan 11 “Inner Beast”(2025年10月4日)
Women’s Air Jordan 11 “Pearl”(2025年11月11日)
Air Jordan 11 “H-Town”(2025年11月22日)
Air Jordan 11 “Mojave”(2025年11月22日)
Air Jordan 11 “285”(2025年11月22日)
Air Jordan 11 “China”(2025年12月1日)
Air Jordan 11 “Gamma”(2025年12月13日)
Air Jordan 11 “Tokyo”(2026年春)















