タイラー・ザ・クリエイターらを起用した Instagram の最新キャンペーンが公開
本キャンペーンの一環となる短編映画シリーズの第1弾『ANYWAY』にはタイラーのほかロザリアやフレッドアゲインらも出演
今年15周年を迎える『Instagram（インスタグラム）』が、世界で影響力のあるクリエイターたちを起用した短編映画を含む、これまでで最も大型となるブランドキャンペーンを公開した。
チャンスを掴むことの大切さを描いた、近日公開予定の短編映画シリーズの第1弾となる『ANYWAY』には、タイラー・ザ・クリエイター（Tyler, the Creator）、ロザリア（Rosalía）、フレッド・アゲイン（Fred again..）など各シーンの錚々たる顔ぶれに加え、Clint419（クリント419）、コール・ベネット（Cole Bennett）、ナディア・リー・コーエン（Nadia Lee Cohen）、オラオル・スローン（Olaolu Slawn）といった気鋭のアーティストらも出演している。映画の中では、ブロンクス生まれの少女が、創造的な表現に苦しみ、他者からの承認を求めることについてタイラーに打ち明け、それに対してタイラーが創造することの素晴らしさを語っていく。
『Instagram』のCEO アダム・モッセリ（Adam Mosseri）は自身の投稿で、同社は「今年はこれまで以上に創造性に投資している」と述べ、映画のキャスト陣を“力強い声”と表現。続けて、「誰もがどこかからスタートすることを思い出させてくれる」と語った。また、ユーザーから受け取るフィードバックに共通するテーマは「何かを世に送り出すことに伴う興奮と緊張」だと付け加えた。
さらに、彼は「人々はリスクを負うこと、信念を持って飛び込むこと、そしてどんな自己不信も克服することについて語ります」と綴り、「Instagramを、自己不信を克服し、とにかく作って、シェアして、とにかくやってみることができる場所にしたい」と今後の展望も話した。
今後『Instagram』に予定されている変更の中で、モッセリ氏は、ユーザーがグリッド上の投稿の順序を変更できるようにすることや、投稿を全員のフィードに公開することなく、自分のプロフィールに静かに投稿できる方法を検討していると明かした。ほかにも、4月にリリースされた動画編集アプリ『Edits』に続き、素晴らしいコンテンツには多額の投資を行っていく予定で、近々“アプリを決定づける新機能”もローンチすると約束した。
ロザリアは、グローバルキャンペーンに起用されたほか、同社と提携し、自身の筆跡からインスピレーションを得たストーリーとリール用の新フォントを開発。これに関連し、音楽分野にも力を入れていくそうで、『Spotify（スポティファイ）』で聴いている曲をノートに直接共有し、音楽を通して友人と簡単に繋がれる機能を導入するとも発表された。
