POST ARCHIVE FACTION (PAF) が Pitti Uomo 108 のゲストデザイナーに決定
イタリア・フィレンツェで2026年春夏コレクションをお披露目
POST ARCHIVE FACTION (PAF) が Pitti Uomo 108 のゲストデザイナーに決定
イタリア・フィレンツェで2026年春夏コレクションをお披露目
イタリア・フィレンツェで年2回開催される世界最大のメンズプレタポルテ見本市として知られる「Pitti Uomo」こと正式名称「Pitti Immagine Uomo(ピッティ・イマージネ・ウォモ)」の次回ゲストデザイナーに、韓国発の気鋭ブランド〈POST ARCHIVE FACTION (PAF)(ポスト アーカイブ ファクション)〉が決定。彼らは2025年6月17日~20日の会期中、「Pitti Immagine」と「Korea Creative Content Agency」のサポートを受け、2026年春夏コレクションのランウェイショーを開催する。
〈PAF〉は2018年にドンジュン・リム(Dongjoon Lim)とスキョ・ジョン(Sookyo Jeong)によって韓国ソウルで設立されたファッションブランド。既存のデザインの枠組みを超えた新たな創造性を追求するため、衣服やオブジェクトを解体し、再構築することで新たな構造的フォーミュラを創出。このアプローチを通じて、〈PAF〉はアバンギャルドなスポーツウェアと未来的なアウターウェアを融合させた独自のスタイルを確立してきた。2021年には、新人デザイナーの登竜門である「LVMH Prize(LVMH プライズ)」のファイナリストにノミネートされ、2021年から4年連続で“Hypebeast100”に選出されるなど、ファッション業界で注目を集めている。また、2022年には〈Off-White™️(オフホワイト)〉のショー “EQUIPMENT”や、米ブルックリン美術館で開催されたヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の展覧会 “Figures of Speech”のオフィシャルグッズを制作するなど、彼らとのコラボレーションを実現。近年では、〈District Vision(ディストリクト ヴィジョン)〉や〈On(オン)〉、そして〈Clarks Originals(クラークス オリジナルス)〉とのコラボレーションを発表し、そのクリエーションの幅を年々拡大し続けている。
メディの取材に対し、「Pitti Uomo」のコミュニケーション&イベント・ディレクターを務めるラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)はまず韓国市場への関心を強調。「Pittiでは数シーズン前から、韓国の文化や美意識に特に注目しています。Pitti Uomoにジャーナリストやビジネス関係者が多く集まることを考慮すると、韓国はイタリアのファッションや見本市にとって非常に重要な成長市場であると同時に、多才で異なる芸術言語や分野を結びつける能力を持つ新世代のファッションデザイナーや若手クリエイターをスカウトするための肥沃な土壌でもあるのです」
また、彼は〈PAF〉について次のように評価している。「新たな技術、素材、シルエットを探求し、美的規範の限界をさらに押し広げてきました。K-POPやソーシャルメディアへの熱狂にとどまらず、アーカイブの参照、アシンメトリーなカット、スポーツウェアにインスパイアされたソリューション、そして実験的なデザインをダイナミックに融合させた、独自のスタイルを確立しました。Pitti Uomoのために企画されたこのイベントでは、若い消費者の新たな欲求を垣間見る機会となり、世界市場の最新の動向を捉える場となるでしょう」

















