HYSTERIC GLAMOUR が“ブートレグ LP”をテーマにした企画展 “LOVE BOOTLEG” を開催
1960年代後半から70年代にかけて生産された“ブートレグLP”や、ロック/パンク/ノーウェーブ/バーレスク/カウンターカルチャーなどのブートレグのファンアートを補完する貴重なポスターを多数展示





北村信彦率いる〈HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリック グラマー)〉が、新たな企画展 Boo-Hooray presents “LOVE BOOTLEG”を5月24日(土)〜6月15日(日)の期間に『HYSTERIC GLAMOUR SHIBUYA(ヒステリック グラマー 渋谷)』にて開催する。
本展は2024年11月に開催された“NEW YORK HYSTERIC: 40 punk rock years”展に続き、『Boo-Hooray(ブーフーレイ)』主宰のヨハン・クーゲルバーグ(Johan Kugelberg)企画によるエキシビジョン第2弾となる。米ニューヨーク市で20世紀の珍しいサブカルチャーマテリアルを専門としたプロジェクトスペース『Boo-Hooray』を運営するヨハン・クーゲルバーグは、アメリカのみならず、世界のサブカルチャーに精通している人物であり、これまで数多くの書籍やポスター、レコードを蒐集してきた。彼の主な著書には『God Save Sex Pistols』や『Velvet Underground-New York Art』(共にRizzoli)、『True Norwegian Black Metal』(Vice)、『Enjoy the Experience』(Sinecure)『Beauty is in the Street』(Four Corner)などがある。
今回の企画展 “LOVE BOOTLEG”の主題となるのは、“ブートレグLP”。ブートレグLPは、1960年代後半にレコード業界がLPビジネスへと変貌し商業化されてしまったことを引き金に登場。アメリカの著作権法の抜け穴を利用してヘッドショップや独立系レコード店に流通し始め、1969年にリリースされたボブ・ディラン(Bob Dylan)の『The Great White Wonder』をきっかけに、ブートレグは堰を切ったように大量に生産されるようになったという。その後勢力を拡大していったブートレグだが、1980年代になるとLPよりはるかに効率的な制作が可能なCDへの移行化が進み、芸術品であった素晴らしいレコード文化とともに衰退していく。会場となる『HYSTERIC GLAMOUR SHIBUYA』では、禁制品ながらも驚くほど独創的で奔放で美しい世界を物語るブートレグLPとともに、ロック/パンク/ノーウェーブ/バーレスク/カウンターカルチャーなどのブートレグのファンアートを補完するポスターも多数展示。また、本展の開催を記念して制作されたLOVE BOOTLEG Tシャツ(17,600円、税込)も〈HYSTERIC GLAMOUR〉の公式オンラインストアおよび店舗にて限定販売される。さらに、5月25日(日)にはヨハンの還暦を祝うパーティが下北沢のバー『ぷあかう』にて開催。こちらもあわせてお見逃しなく。
Boo-Hooray Presents “LOVE BOOTLEG”
会期:2025年5月24日(土)~6月15日(日)
会場:HYSTERIC GLAMOUR SHIBUYA
住所:東京都渋谷区神宮前6-23-2
時間:11:00-20:00