アーティスト ネイト・ロウマンによる日本初の個展が4月26日より開催
場所は原宿中心部にあるアートスペース『Gallery COMMON』




米ニューヨークを拠点とする現代アーティスト ネイト・ロウマン(Nate Lowman)が、原宿のアートスペース『Gallery COMMON』にて日本初個展 “This Neighborhoodʼs Changed(Curated by Matt Black)”を開催する。
ネイト・ロウマンは、ラスベガス生まれで現在はニューヨークを拠点に活動。友人のライアン・ マッギンレー(Ryan McGinley)やダン・コーレン(Dan Colen)といったアーティストと共に、2000年代初頭のニューヨークのアートシーンを牽引したアーティストだ。2012年の『Supreme Shibuya』のオープン記念Tシャツのデザインや、2022年春夏コレクションでは、彼の代表作である『弾痕と花(Bullet Holes & Flowers)』を添付したセーター、フーディ、ワークベスト、ダブルニー・ペインター・パンツを展開するなど〈Supreme(シュプリーム)〉とのチームアップも幾度となく実現。一方で銃乱射事件の現場や原爆を描いたりと、社会批評を表現した彼の作品は注目を集めており、『ニューヨーク現代美術館』や『ソロモン・R・グッゲンハイム美術館』などといった世界的な美術館にて展示。ファッション的側面はもちろん、アーティストとしても世界的に評価を得ている人物だ。
本展は、ニューヨークを拠点とするキュレーター マット・ブラック(Matte Black)が手掛け、銃痕をかたどったキャンバス作品や、エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)やウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning)といった巨匠の名作をポップにアレンジしたシリーズなどの代表作はもちろん、新作シリーズも展示。本展で発表される新作では、アメリカのゴルフコースやハリケーンといった社会的背景を連想させる衛生写真を使った作品を発表。現代社会に対して鋭い視点を提供する彼の作品は、我々が見えているものや真実の背後を捉えるかのような視覚体験を与えてくれるだろう。
4月25日(金)には、ネイト・ロウマンとキュレーターのマット・ブラックも来日するオープニングレセプションが、19:00〜21:00の間で開催。“This Neighborhoodʼs Changed(Curated by Matt Black)”の詳細は、下記からご確認を。
“This Neighborhoodʼs Changed(Curated by Matt Black)
会場:Gallery COMMON
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
会期:4月26日(土)〜5月25日(日)
時間:12:00〜19:00(水〜日)※月曜~火曜および展覧会のない日は休館