小島秀夫とニコラス・ウィンディング・レフンによる展覧会『Satellites』が Prada 青山にて開催
会期は、4月18日(金)〜8月25日(月)まで



『メタルギア』シリーズで知られる日本を代表するゲームクリエイター 小島秀夫とデンマークの映画監督 ニコラス・ウィンディング・レフン(Nicolas Winding Refn)による展覧会『Satellites』が、『Prada 青山店』にて開催される。
小島秀夫は、彼の代表作といえる『METAL GEAR SOLID』を1998年にリリース。その映画的な演出やステルスアクションは、世界的に評価される作品となった。また、2015年には東京・目黒を拠点に『KOJIMA PRODUCTIONS(コジマプロダクション)』を設立。同プロダクションからは、2019年に『DEATH STRANDING』をリリース。ノーマン・リーダス(Norman Reedus)、マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)など有名俳優を起用した作品は、世界的なヒットとなった。2020年には、英国アカデミー賞のゲームにおける最高栄誉ともいえるBAFTAフェローシップ賞を受賞するなど、彼の独創性はまさにゲームクリエイターという枠には収まりきらない存在だろう。
一方でニコラス・ウィンディング・レフンは、1996年(当時24歳)に自身が脚本・監督を務めたバイオレンス映画『プレッシャー』を公開。カルト的人気も高く、映画批評家からも絶大な支持を集めた。さらに2011年公開のアメリカ映画『ドライヴ』は、同年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映し、監督賞を受賞。他にも、〈PRADA〉の2023年春夏ウィメンズコレクションにおける短編映画のインスタレーションを託され、『Touch of Crude』を制作。レオン映画祭でプレミア上映されるなど、映画監督としてのキャリアはもちろん、ファッションシーンにおいても偉大な作品を残したひとりだ。
そんな両者による本展は、ミッドセンチュリー風の空間からはじまり、レトロフューチャーなテレビが設置され両者の瞑想、テクノロジーのその先、死など、それぞれの世界において革新的表現をし続けてきた者同士の対話を繰り広げる様子が映し出されている。次に、無数のカセットテープが、会場の更衣室で展開。映画のサウンドトラックや2人の会話をさまざまな言語でAI翻訳し織り交ぜたものなどが収録されており、個人でそれぞれの言葉を探りながらユニークな解釈で対話を聞くことができる。ゲームと映画という互いの世界で、共鳴し合う2人の展覧会は、きっとまだ見ぬ領域へと誘ってくれることだろう。
小島秀夫とニコラス・ウィンディング・レフンによる展覧会『Satellites』の詳細は、下記からご確認を。
『Satellites』
会場:Prada 青山店
住所:東京都港区青山5-2-6
会期:4月18日(金)〜8月25日(月)
時間:11:00-20:00
入場無料