Audemars Piguet が深いブルーのセラミックを採用した新作ウォッチを発表
150年前にブランドが誕生した地、“ル・ブラッシュ”にオマージュを捧げた3つのタイムピースが誕生
2025年で創業150周年を迎えたスイスのオートオルロジュリー マニュファクチュール〈Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)〉が、1972年に初代 ロイヤル オーク(モデル5402)の文字盤のために開発された伝説的な“ナイトブルー、クラウド 50”カラーにインスパイアされた、新たなカラーセラミックを発表。何世代にもわたり時計職人たちのインスピレーションの源となってきたという“ジュウ渓谷の輝く夜空”をイメージした深いブルーのセラミックを開発し、Royal Oak(ロイヤル オーク)およびRoyal Oak Off Shore(ロイヤル オーク オフショア)コレクションの3つのモデルに採用した。
時間の計測は、時計職人が精度を求め続ける中で、常に道しるべとなってきた天体観測に由来する。天体の動きだけではなく、ジュウ渓谷の澄んだ夜空の色彩もまた、〈Audemars Piguet〉の職人たちの想像力とクリエイティビティを育んできた。伝説的な時計デザイナー ジェラルド・ジェンタ(Gérald Genta)はこの深いブルーからインスピレーションを得て、1972年に発表されたRoyal Oakの初代モデル(モデル 5402)の文字盤にその色彩を再現。当時ジュネーブの文字盤メーカーであった「Stern(スターン)」社は、保護ニス(*ザポンと呼ばれる)にブラックカラー “n°50”を加えた“ナイトブルー、クラウド50”カラーを開発。“クラウド”とは、カラー液滴をニス液の中に加えた時にできる模様が雲のようであることに由来すると言われている。
このブルーカラーを再現するためには、複雑なプロセスを要する。ガルバニック加工では時間と温度によって色合いが変化してしまうため、現在はPVD(蒸着)加工を用いてより均一な色味を実現。その複雑な製造工程や、初代Royal Oakの人気の高さにより、“ナイトブルー、クラウド50”カラーは、今や時計自体と同様、ブランドの象徴的な存在となっている。〈Audemars Piguet〉は数年間の研究開発を経て、“ナイトブルー、クラウド50”をセラミック素材ですべての時計部品において均一な色合いを実現するという挑戦を達成し、その成果がついにお披露目された。
41mmのRoyal Oak Double Balance Wheel Openworked(ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク、価格要問合せ)は、時計全体を“ナイトブルー、クラウド 50”カラーのセラミックで製作。サファイアクリスタルの文字盤の下に配置されたロジウムトーンのオープンワークムーブメント、ピンクゴールドの針やアワーマーカーなどのディテールにより、印象的な視覚のコントラストを生み出す。
42mmのRoyal Oak Off Shore Chronograph(ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ、価格要問合せ)は、よりスポーティなモノクロのデザインを採用。セラミックのパーツが“ナイトブルー、クラウド 50”のインナーベゼル、メガタペストリーの文字盤、クロノグラフカウンターと調和し、統一感のあるデザインに。さらに、ベゼルに配された8個のステンレススチールの六角形のビスやチタンのリューズトップとケースバックが繊細なコントラストを描く。このモデルでコレクション初となる新しいセラミックのブレスレットを採用し、スタッズとリンクを繋ぐピンもシームレスに統合することでエレガントな仕上がりに。
43mmのRoyal Oak Off Shore Chronograph(616万円、税込)は、ステンレススティールと“ナイトブルー、クラウド 50”セラミックのベゼル、プッシュボタン、リューズを組み合わせたツートーンデザイン、そして文字盤まで続く力強い色彩のコントラストが特徴。“ナイトブルー、クラウド 50”のメガタペストリー模様のダイヤルが時計のパワフルなシルエットを際立たせ、蓄光加工を施した18Kの針とアワーマーカーを引き立てる。セラミックのカラーにマッチした、インターチェンジャブル仕様のテキスタイル調カーフレザーストラップと、スポーティな個性を引き立てるブルーラバーストラップが付属する。
〈Audemars Piguet〉はこれら3つのタイムピースを通して、150年前にブランドが誕生した地、“ル・ブラッシュ”にオマージュを捧げた。
















