Yohji Yamamoto 2025秋冬コレクション
黒、そして紫でパリコレを誘惑












































山本耀司の手掛ける〈Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)〉が、パリ・ファッションウィークにて2025年秋冬コレクションを発表。会場は、長い歴史をもつ『Hôtel de Ville(オテル・ド・ヴィル)』で開催された。
哀愁ある山崎ハコの“ジプシーローズ”が会場に響き渡り、グレーのバルーンミニスカートに左右非対称の黒いコートを纏ったモデルがランウェイを堂々と歩き始めた。〈Yohji Yamamoto〉のシグネチャーであるオールブラックのスタイリングは、力強いフォルムに、精緻なディテールが煌いている。ネップツイードやレザーといった素材が取り入れられ、存在感のある雰囲気を演出し大胆に仕上げられていた。
ブラックの色以外にも、所々に紫色が散りばめられ、シンプルでありながらも素材やシルエット、仕立てにこだわることで、完璧さを際立たせている。中でも、コレクションの最後に登場したアウターは、ブラックと紫のダブルフェイス仕様になっており、ロングコートを裏返すとリバーシブルで着用ができるようなデザインに。ランウェイ上では、モデルたちが着ていたアウターを脱ぎ、裏返して他のモデルに着せるという演出が行われ、1月に行われた〈Yohji Yamamoto POUR HOMME(ヨウジヤマモトプールオム)〉のショーでモデルがリバーシブルウェアを交換した演出を想起させる。
ブランド:Yohji Yamamoto
シーズン:2025年秋冬
日付:2025年3月7日(現地時間)