DOVER STREET MARKET GINZA が2025年春の“オープンハウス”を開催

今年は国内外から21組のデザイナーやアーティストが参加

ファッション
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〈COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)〉の展開する『DOVER STREET MARKET GINZA(ドーバーストリートマーケット ギンザ、以下DSMG)』が、毎年恒例となっているパブリックイベント “オープンハウス(OPEN HOUSE)”を3⽉29⽇(⼟)に開催する。

“オープンハウス”は、店内各フロアで特別なインスタレーションの展示や限定アイテムの販売のほか、ワークショップ、パフォーマンス、トークショー、ブックサイニングなど実施し、来場者に国内外のデザイナーやアーティストと直接交流する機会を提供する1⽇限りのイベント。日本では2019年4月に初開催。以降も定期的に開催されており、さまざまな⼈やものとの出会いを通し、“刺激”や“学び” を感じることのできるオープンなスペースを共有するイベントとして好評を得ている。

今回の“オープンハウス”は、国内外から21組のデザイナーやアーティストが参加。まず1階の“エレファントスペース”では、〈UNDERCOVER(アンダーカバー)〉2025年春夏コレクション “Lost Cloud”のショーピースを並べたインスタレーションを展開。また、2024年10⽉に『DOVER STREET MARKET LONDON(ドーバーストリート マーケット ロンドン、以下DSML)』にて披露された宝石職⼈のウィリアム・ウェルステッド(William Welstead)と、アーティストのジェイク・チャップマン(Jake Chapman)による“Explaining Christians To Dinosaurs”の特別展示に加え、ふたりが制作した18カラットのゴールドとプラチナの恐竜ペンダント、チャップマンの手掛けたTシャツの販売も実施。高さ1インチの恐竜ペンダントは、ウェルステッドのコーンウォールの工房で手作りされたもの。各デザインは個数限定で、お揃いのチェーンが付属する。


2階では〈adidas Originals(アディダス オリジナルス)〉の通称 “CITY SERIES(シティ シリーズ)”よりスペシャルシューズ 〈adidas〉GINZA DSM(23,100円)を限定販売。本作はオリジナルの〈adidas〉JAPAN(ジャパン)のシルエットからインスピレーションを得てデザイン。プレミアムなオールレザーのアッパーを採用し、かつて銀座が銀貨の生産地であったという歴史を踏まえてシルバーのスリーストライプスを配置。サイドに“GINZA”の文字、インソールに“DOVER STREET MARKET”とトレフォイルのマークが印字された特別仕様に。

池田仁率いる『weber(ウェーバー)』からは、『Netflix(ネットフリックス)』の人気シリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』とのコラボレーションアイテムを先行販売。作品の時代設定とも重なる1980〜90年代のアメリカで多用されていたプリント技術をもとに現代の技術で再構築し、当時の風合いを甦らせたTシャツを制作。ファーストシーズンのキーヴィジュアルを採用し、プリントは⼤量生産に使われていたシルクスクリーンの製法を駆使して、劇画的に描かれたキャラクターのシリアスな表情をアメリカンラバー15版多色刷りで緻密に表現した。また、Tシャツと連動した“Tシャツ”型キーホルダーも初めて展開。Tシャツ+キーホルダーを昔懐かしいVHSビデオケースを模したレトロなデザインのパッケージに同梱したスペシャルボックス(12,100円)と、キーホルダー単体(2,200円)での販売となる。

井野将之の手掛ける〈doublet(ダブレット)〉は、“オープンハウス”のための特別なTシャツ(29,700円)を数量限定で販売。当日は11:00のショップオープン後より“A to Z”から好きなアルファベットをチョイスし、Tシャツにオリジナルワードを追加するワークショップを開催する。


3階では、2024年10⽉に開催された“オープンハウス”で『DSMG』のウィンドウを⼤々的にジャックした〈Maison Margiela(メゾン マルジェラ)〉の2024年アーティザナル(Artisanal)・コレクションから、ルック33をもとに奇譚クラブが制作したフィギュアを数量限定で販売。

ロンドン発ジュエリーブランド〈Completedworks(コンプリーテッドワークス)〉は、ガラスと陶器を用いた新インスタレーションをお披露目。ブランドのアートディレクター アンナ・ジューズベリー(Anna Jewsbury)の手掛けたこのインスタレーションは、組み立てられたガラスと陶器を積み重ね、英国デボン州の国立公園、ダートムーアの花崗岩の岩層の形状と物理的性質を捉えた作品に。

パリを拠点に活動するタイ人アーティスト兼アートディレクター ピージー・オパスクサティット(PZ Opassuksatit)は、最新作品集『PZWorld – Vol.3 “PROPERTIES”』のサイン会と、“ムービング(引越し)”をテーマにしたインスタレーションを敢行。また〈PZTODAY〉の新製品(レンガキャンドル、梱包テープ編みスカーフ、ドアノブバッグ、XXLシューズカーペットなど)を⽇本で初めて展示/販売する。なお、作品集は既に完売のため、サイン会へ参加希望の方は自身の所有する『PZWorld – Vol.3 “PROPERTIES”』を持参してほしい。

その他にも、〈Daniela Gregis(ダニエラ・グレジス)〉のスペシャルアイテムも店頭に並ぶ。


4階では、フランス発のシューズブランド〈VEJA(べジャ)〉の新型 “Panenka(パネンカ)”をサシコギャルズ(SASHIKO GALS)が再構築したスペシャルシューズ(16万5,000円)を10足限定で販売(*詳細はこちら)。

マット・エンプリンガム(Matt Empringham)とフレディ・クームズ(Freddy Cooms)のデュオが手掛ける〈ALETTA(アレッタ)〉は、2024年12⽉に『DSML』限定で発表したユニークなドレスのカプセルコレクションを『DSMG』のためにアップデートして展開。

ロベルト・ロレンツィ(Roberto Lorenzi)によって創設されたユニフォームの特徴と意味を探求する〈Laezi Bureau of Supplies(レイジ ビューロー オブ サプライズ)は、新たなアイテムと特別なインスタレーションをお披露目。コレクションを展示する家具は、⽂字通り“オープンハウス”というコンセプトに基づいてデザインされたという。遊牧民や羊飼いが移動可能な住居として今でも使用している“テント”に着想し、半透明の生地を軽量の支柱フレームに張り、半透明の棚を固定して“一時的な”住宅と、物資を保管するための工業用モジュール式棚ユニットの軽量版を組み合わせた“BUREAU”を作成した。


5階では、ウクライナのブランド〈LITKOVSKA(リトコフスカ)〉が、写真家 ニック・ナイト(Nick Knight)とコラボレーションを行ったチャリティー活動を記念したインスタレーションを発表。「どんな厳しい環境の中でも咲き誇る花の力強さ」をマネキンを通して詩的に表現し、まるで生き物のようなインスタレーションを創出。2024年の4⽉に『DSMG』で行った展示を再解釈し、今回は干し草を花々へと置き換えることで、自然の静かな叡智と⼈間の不屈の精神を象徴する作品に。なお、当日販売するThe Flowers Know Betterコレクションの売上は全額、ウクライナの⼈道支援団体「City of Goodness」に寄付される。


6階では、アメリカ人アーティスト ダン・コーレン(Dan Colen)の手掛ける〈Sky High Farm Workwear(スカイ・ハイ・ファーム ワークウェア)〉と、アーティスト兼デザイナーのエリ・ワキヤマが共同でクリエイティブディレクションを行った2025年春夏コレクション “Sweet Dreamz”に加え、ヴィンテージTシャツやキャップにワキヤマのアートワーク刺繍を施したアイテムと、本コラボレーションの原点であるベッドシーツを用いた1点もののボンバージャケットを限定販売。

マンネ・グラッド(Manne Glad)率いる〈Stockholm Surfboard Club(ストックホルム サーフボード クラブ)〉からは、今回のために制作した限定カプセルコレクションがリリース(*詳細はこちら)。また、ブランドチームが同フロアの“T-SHIRT SPACE”に常駐し、リクエストに応じて特注の衣服のカスタマイズを行う。

スタイリスト兼ファッションディレクターのサイモン・フォックストン(Simon Foxton)、映像ディレクターのニック・グリフィス(Nick Griffiths)、インテリアデザイナーのアダム・ブライ(Adam Bray)、〈C.E(シーイー)〉のトビー・フェルトウェル(Toby Feltwell)と菱山豊の5名により立ち上げられたイギリスのブランド〈Offering(オファリング)〉がローンチ。ファブリックの柄は、アダム・ブライが蒐集してきたアーカイブから着想を得ているという。全ての製品は⽇本で生産されており、Tシャツを除く全ての洋服は製品染め加工が施されている。なお、〈Offering〉の⽇本国内の取り扱いは『DSMG』のみ。

パリを拠点とするジュエリーブランド〈le gramme(ル・グラム)〉は、“DSMG”の刻印が入った特別なアイテムを発売。シルバー925の7G POLISHED CABLE(68,200円)や9G RING(58,300円)、41G BRACELET(11万7,150円)などが揃う。

2024年10⽉より新設された6階の“WOMENS VARIOUS SPACE”では、〈HODAKOVA(ホダコヴァ)〉の2025年春夏ランウェイショーで登場したコレクションピースを展示。


7階では、『WeTransfer』の最高クリエイティブ責任者兼共同創設者であり、『The Trust Manifesto』や『Algorithmic Reality』、カードゲーム『Megalomaniacs』の著者でもあるダミアン・ブラッドフィールド(Damian Bradfield)が、東京を拠点とするアーティスト ルイス・メンド(Luis Mendo)と共に素晴らしいイラスト入りの新作小説とオーディオブック『CARO CARROWACK(カロ・キャロワック)』を発表。今回の新作は、ひどく愛情のない両親に育てられた少女の成長物語。同時発売となるオーディオブック版(12インチレコード2枚、ダブルアルバム)は『BBC』のDJ兼プロデューサーであるジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)がプロデュースした。

さらに、古新聞をスタイリッシュにアップサイクルする活動「しまんと新聞ばっぐ」のワークショップを同フロアの『ROSE BAKERY(ローズベーカリー)』で開催。“ラストリバー”と呼ばれる四万十川のほとりの、小さな村で生まれた「しまんと新聞ばっぐ」は、新聞紙とでんぷんのりだけで作られたプロダクト。材料が驚くほど潔くシンプルなのは、バッグがゴミになってもやがて⼟に還るSDGsの考え方に由来する。⽇本⼈のココロザシである「モッタイナイ」と、⽇本の⽂化 “折り紙”が融合した取り組みは、⾔葉が通じない遠い国でも伝わる世界共通の画期的なアイデア。自然豊かな四万十に暮らすひとりのおばあちゃんが考案した「しまんと新聞ばっぐ」の誕生から20年を記念し、今回はオリジナル新聞ばっぐを制作するワークショップを行う。参加希望の方は、13:00を目安に『ROSE BAKERY』に集合しよう。

しまんと新聞ばっぐによる、オリジナル新聞ばっぐワークショップ
2025年3⽉29⽇(⼟)13:00-16:00
会場:7F ROSE BAKERY GINZA
参加費:無料


DOVER STREET MARKET GINZA OPEN HOUSE 2025 SPRING
日程:2025年3⽉29⽇(⼟)
会場:DOVER STREET MARKET GINZA
住所:東京都中央区銀座6-9-5 銀座コマツ西館
時間:11:00–20:00

参加ブランド/デザイナー/アーティスト一覧
1F:ウィリアム・ウェルステッド(ジュエラー)、ジェイク・チャップマン(アーティスト)
2F:井野将之(DOUBLET デザイナー)、池田仁(weber)
3F:アンナ・ジューズベリー(COMPLETEDWORKS デザイナー/アートディレクター)、ダニエラ・グレジス(Daniela Gregis デザイナー)、ピージー・オパスクサティット(PZTODAY アートディレクター)、石原勇太(SHIHARA デザイナー)
4F:マット・エンプリンガム & フレディ・クームズ(ALETTA デザイナー)、ロベルト・ロレンツィ(LAEZI 創設者)、SASHIKO GALS、アルトー・フレノイ(VEJA アジア太平洋地域責任者)、ルイ & リヨ・ネメス(NEMETH)
5F:リラ・リトコフスカヤ(LITKOVSKA デザイナー)
6F:ダン・コーレン(アーティスト・Sky High Farm 創設者)、ダフネ・シーボルト(Sky High Farm CMO/CEO)、マッティ・フリードマン(Sky High Farm Workwear ブランドディレクター)、グラント・ルーリー(Sky High Farm 食品・美容統括)、マンネ・グラッド(Stockholm Surfboard Club デザイナー)
7F:ダミアン・ブラッドフィールド(WeTransfer CCO/共同創設者・CARO CARROWACK 著者)、ルイス・メンド(アートディレクター・イラストレーター)

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