mfpen x Schott による初のコラボレーションが実現
名作 CWUボンバージャケットを北欧的に再構築
mfpen x Schott による初のコラボレーションが実現
名作 CWUボンバージャケットを北欧的に再構築
コペンハーゲンを拠点とするファッションブランド〈mfpen(エムエフペン)〉が、1913年に創業した老舗レザーウェアブランド〈Schott(ショット)〉とのコラボレーションアイテムをリリースする。今回は、ミリタリーの定番として知られるCWUボンバージャケットを、〈mfpen〉特有の控えめでクリーンな感性で再解釈。
今回のプロジェクトは、〈Schott〉が保有する余剰在庫を再利用し、既存モデルを現代的にアップデートするというサステナブルなアプローチからスタートしたという。〈Schott〉のボンバージャケットとは、バイカーギャング、パンクロッカーといった若者のサブカルチャーに深く根付いているアイテムだ。
〈mfpen〉の創設者 シグルド・バンク(Sigurd Bank)は、幼少期から〈Schott〉のジャケットに対し「反骨的で少し怖い」イメージを抱いていたと話す。「僕が若い頃にSchottを着ている人たちは、ちょっと近寄りがたい存在でした。でも大人になってあらためて触れてみると、当時の“空気”を取り戻したくなったんです」。そんな個人的な記憶を手がかりに、バンクはCWUボンバージャケットの過剰な装飾をそぎ落とし、無骨さの中にある“抑制された美しさ”を引き出すことを目指した。
デザイン面では、オリジナルの持つ無骨さは大切に残しながら、随所に繊細なアップデートが施されている。カラー展開はブラックとネイビーの2色のみで統一し、ジップにはスイスの高級ジップメーカー 「riri」製に変更。これにより、クロップ丈特有の裾が浮き上がる印象が抑えられ、より自然で落ち着いたシルエットを実現した。また、襟元にはフック&バー、ポケットには金属パーツが採用され、ミニマルな見た目にさりげない重厚感を添えている。さらに袖には、〈mfpen〉のスーツラインから着想を得たタグが配され、ミリタリーウェアの文脈にテーラード的ニュアンスを重ねる仕上がりとなった。
ビジュアル面では、デンマークのコペンハーゲンに拠点を置くバレエ団 The Royal Danish Balletのダンサーたちがジャケットをまとい、リハーサル中のシーンを捉えた映像に。サウンドトラックには、バンクにとっての親友であり、デンマークの著名なピアニスト兼作曲家として知られるオーガスト・ローゼンバウム(August Rosenbaum)を起用。彼による大胆かつ優しさに溢れたピアノが寄り添い、タフなボンバージャケットと柔らかな身体表現という対照的な要素が美しく融合する内容となっている。反骨の象徴とされてきたアイテムに静かな強さを与えるようなアプローチが、このコラボの本質を象徴している。
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〈mfpen〉x〈Schott〉によるCWUボンバージャケットは、12月3日(現地時間)より『DOVER STREET MARKET LONDON』『mfpen store Copenhagen』および〈mfpen〉公式オンラインストアにて販売開始。なお日本での展開は未定のため、今後の続報に期待しよう。





















