JW Anderson が新店舗をロンドンの Pimlico Road にオープン
ホーム&ガーデンコレクションを軸に構成
ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の手掛ける〈JW Anderson(JW アンダーソン)〉が、ロンドンのピムリコ・ロード(Pimlico Road)に新たなストアをオープンした。
アンティークショップやデザインブティック、高品質なホームウェアの専門店が立ち並ぶ同エリアに誕生したこの店舗は、同ブランドが近年注力しているホーム&ガーデンコレクションを軸に構成されている。
新店舗は、土地の文脈や周囲の環境を取り込みながら空間をつくり上げる〈JW Anderson〉の哲学を体現する場だ。タイムレスなデザインが息づく店内には、ホーム&ガーデンコレクションを中心に、レディ・トゥ・ウェア、シューズ、アクセサリーがバランスよく並ぶ。また、ブランドの世界観を象徴する要素として、アートも重要な役割を担っている。
ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がキュレーションという極めてパーソナルな行為を通して再構築した空間に広がるのは、磨き抜かれたクラフツマンシップの結晶たち。磨き抜かれたクラフツマンシップを核に、ファッション、ホームウェア、オブジェ、そして「収集する」という概念そのものが交差する。
なお店内で展開されるプロダクトの多くは、アーティストや職人とのコラボレーションによって生み出されたもの。熟練の手仕事、最高品質の素材、長く愛用できるクオリティへのこだわりが貫かれており、すべてのアイテムが「時の試練に耐える」ことを前提にデザインされている。またオープニングに合わせ、英国人アーティスト キーラ・フレイジェ(Kira Freije)による彫刻的なブラケットライト6点を展示。溶接やガラス吹きといったクラフト技法を用いて制作された作品は、制作過程の痕跡をそのまま残した表情が特徴で、2月までの期間限定で店舗を彩る。
家具のセレクションには、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)の復刻スツールや照明をはじめ、ジェイソン・モッセリ(Jason Mosseri)、マック・コリンズ(Mac Collins)らによるプロダクト、さらに厳選されたアンティーク家具が並ぶ。テーブルウェアにはアイルランドの陶芸家 ニコラス・モス(Nicholas Mosse)の陶器やラグーナ B(Laguna B)のガラス製品、ウェッジウッドのマグなどが揃い、ホーム&ガーデンアクセサリーも豊富なラインアップを展開する。
そのほか、〈JW Anderson〉とイギリスのシェフィールド発祥の老舗ハサミメーカー「Ernest Wright(アーネスト・ライツ)」による刺繍ばさみや、イギリスの老舗筆記具メーカー「YARD O LED(ヤード・オ・レッド)」とのコラボレーションによる筆記具、イギリス最古のキャンドルメーカーによるディナーキャンドル、映画監督 ルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)と構想したブロンズ製ピーチ文鎮など、ユニークなオブジェが随所に配置されている。
店舗デザインは、ソーホーおよびミラノの旗艦店に続き建築ユニット Sanchez Benton Architectsが担当。2フロア構成の空間は、手仕事の温もりを感じさせる素材と柔らかな区切りによって、親密で落ち着いた雰囲気を演出。地下階には、プレスおよびVIP向けのプライベートサロンも設けられている。
JW Anderson Pimlico Road Store
住所:105-107 Pimlico Road, London, SW1W 8NQ
営業時間:10:00-18:00※土曜のみ10:00-17:00













