HB20:Brain Dead カイル・インが語る不変のサブカルチャー・スピリット
「僕らにとってブランドとは、人々がカルチャーを発見し、その一部になれるような“遊び場”なんだ」
HB20:Brain Dead カイル・インが語る不変のサブカルチャー・スピリット
「僕らにとってブランドとは、人々がカルチャーを発見し、その一部になれるような“遊び場”なんだ」
『Hypebeast』は創設20周年を記念し、特別展「Hypebeast Twenty Exhibition」を2026年1月17日(土)から2月2日(月)まで、『渋谷PARCO』にて開催する。これにあわせ、長年の友人でありクリエイティブパートナー、そしてストリートウェアシーンを代表する影響力あるデザイナーやキーパーソンたちと共に、限定Tシャツコレクションを制作した。
〈Brain Dead(ブレイン・デッド)〉は、既存の枠組みを打破することに情熱を注ぐ思想家やデザイナーたちが集う、クリエイティブ・コレクティブでありグローバルブランドだ。その美学は、破壊的なアイデアと予想を裏切るグラフィックが混ざりあう“万華鏡”のように多面的である。彼らが展開するアパレルやプロダクトは、ポストパンク、コミック、アンダーグラウンド・カルチャーが鮮やかにブレンドされており、日常の退屈さに抗い、クリエイティブな混沌を称賛する独自の視覚言語を提示している。
カイル・イン(Kyle Ng)とエド・デイヴィス(Ed Davis)によって設立されたこのブランドは、単なる“服”という枠を超え、ひとつの“ステートメント”としてのファッションを求める人々にとって、欠かせない存在だ。これまでも、デザインに対するエクレクティックなアプローチと、あらゆる芸術形式を横断する積極的なコラボレーションを行なってきた。これにより、〈Brain Dead〉はカウンターカルチャー・ファッションの新たな潮流を牽引するリーダーとして、その地位を揺るぎないものにしている。
Hypebeast:デザインを始めてからどのくらいになりますか? また、ご自身のブランドを運営してからはどのくらいでしょう?
カイル・イン:ブランドは設立して11年、デザインの仕事自体は18年続けているよ。
HypebeastにBrain Deadが初めて登場したのは2015年1月、NEPENTHES NYCとのコラボスケートデッキのプレビュー記事でした。当時、Hypebeastを初めて目にしたときの印象を覚えていらっしゃいますか?
実は、前にやっていたFarm Tacticsというブランドの頃から、Hypebeastはずっと僕のことを取り上げてくれているんだ。君たちは、本当に長い間、素晴らしいサポーターであり、友人でもあり続けてくれているよ。
今後数年間で、ご自身の作品やブランドはどのように進化していくとお考えでしょうか?
僕たちは常に進化し続けている。僕らにとってブランドとは、人々がカルチャーを発見し、その一部になれるような“遊び場”なんだ。カルチャーが変化すれば、僕たちもそこに寄り添って変わっていくよ。
僕らにとってブランドとは、人々がカルチャーを発見し、その一部になれるような“遊び場”なんだ
これまでの活動を振り返って、特に思い入れのあるプロダクトやコレクション、あるいは瞬間はありますか?
社会運動が激化していた時期に、Blood Orangeと一緒にTシャツを作って、チャリティ活動のために資金を集めたことかな。
Brain Deadは長年にわたり我々にとっても欠かせない存在であり、読者からも絶大な人気を誇っています。一貫性を保ち、常にシーンの最前線に居続けるために、どのような工夫をされていますか?
僕たちが大切にしているのは、自分たちが心から愛することを形にし、実行すること。ただそれだけに集中しているんだ。だから、それがHypebeastの読者に響いているのだとしたら、本当にありがたいことだと思っているよ。
Hypebeast Twenty Exhibition
会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
会期:2026年1月17日(土)〜2月2日(月)
時間:11:00-21:00
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18時閉場
※営業日時は変更となる場合がございます。渋谷PARCOの営業日時をご確認ください。
















