Hypebeast 編集部員が選んだ2025年秋冬のベストバイ|Editor's Picks

エディター陣が自腹で購入したものを紹介!

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日々、カルチャーの最前線を追いかける『Hypebeast』のエディター陣が、この秋冬にリアルに“自腹でドン”したアイテムを大公開。知る人ぞ知るヴィンテージスウェット“ZODIAC(星座)シリーズ”のリバイバル、折りたためるサングラス、そして、あのアーティストのライヴグッズまで。セレクトの基準はただひとつ──「本気で欲しかったかどうか」。この年末年始のショッピング計画のヒントとして、ぜひチェックしてほしい。


NEXUSVII.の星座スウェットシャツ

2022年9月、文化学園服飾博物館で開催された「NIGO’s VINTAGE ARCHIVE」展。あの会場に並んでいたヴィンテージは、展示された瞬間から相場がもう一段ギアを上げた──そんな気がしてならないのだが、“ZODIAC(星座)シリーズ”のスウェットも、その代表例だと思う。とはいえ、今回選んだのはヴィンテージそのものではない。全12星座をコンプリートした猛者コレクターと〈NEXUSVII.(ネクサスセブン)〉がチームアップし、星座ごとの絵柄はもちろん、プリントの“ねじれ”や縮み、経年のムラまで細かく分析して再現した1着である。僕は4月生まれなので、選ぶべきはARIES(牡羊座)。程よいヴィンテージ加工のおかげで、秋冬にいつも着ている〈BROWN’S BEACH JACKET(ブラウンズ ビーチ ジャケット)〉のベストとも、501とも相性がいい。ベストを着た瞬間に肝心の柄が一切見えなくなるのだが、チラ見えもまた良し。スウェットシャツ 29,700円(編集長/森口德昭)

White Mountaineeringの折りたたみサングラス

なくして、後悔しているサングラスがある。〈Ray-Ban〉のフォールディングサングラスだ。中央のブリッジに蝶番(ちょうつがい)を備え、くるりと折り畳めるあの構造はとにかく合理的で、当時は「これ以上便利なサングラスはない」と本気で思っていた。が、なくした。気づいたときには、もうなかった。それから「いつかまた買おう」と思い続けること数年。そんなタイミングで、〈White Mountaineering〉の2025年秋冬展示会で再会(&即オーダー)したのが、このフォールディングサングラスだ。フォルムは比較的ベーシックだが、レンズはフラットで、さりげなくモード。非常に軽く、衝撃にも強そうで、価格も良心的。普段は“調子こいた感じ”が出ないよう、サングラスはバッグかポケットにしまっている。ただ、ここぞというときだけ、引っ張り出す。そのためにも──今回は、なくさないようにしなきゃ。サングラス 19,800円(編集長/森口德昭)

oasisのフットボールスカーフ&タオル

「7万人の枠に40万の応募が殺到した」とも噂される、oasisの日本公演。せっかく来日するなら行きたい──そう思ったものの、抽選は見落とし、コネも使えず、結果、ライブには行けずじまいだった。ただ、10月に公式ポップアップショップ『Oasis Live ’25 Tokyo Fan Store』が、渋谷のランドマークMIYASHITA PARKにオープンしていた。ここは誰でも入れたので、フットボールスカーフとタオルをしっかり確保した。特にフットボールスカーフはモノトーン配色で使いやすく、秋冬のスタイリングに重宝している。首元に巻くだけで、それっぽい空気が出るのもありがたい。ただ問題は、その後に必ず聞かれるこの一言だ。「ライブ行ったの?」……行ってない。その瞬間だけ、スカーフを少し強めに巻き直したくなる。フットボールスカーフ 7,000円、マフラータオル 3,000円(編集長/森口德昭)

PAFのClarks Originals WallabeeBT

仕事柄毎月スニーカーは何かしら購入していますが、久々にスニーカー以外の靴で目に留まったのが、韓国発のブランド〈POST ARCHIVE FACTION (PAF)(ポスト アーカイブ ファクション、以下PAF)〉と〈Clarks Originals(クラークス オリジナルズ)〉のコラボ WallabeeBT(ワラビーブーツ)でした。最初から履き込んだような風合いのスエード、アシンメトリーなフォルム、サイドのステッチなど、素材選定からディテールまで〈PAF〉らしいデザインアプローチが秀逸で、長く愛用できそうな1足だと思います。(エディター/菊地健)

Our LegacyのBlood Orange『Essex Honey』Tee

Blood Orange(ブラッド・オレンジ)のニューアルバム『Essex Honey(エセックス・ハニー)』は、個人的に2025年ベストアルバムのうちのひとつ。アルバムリリースに先駆け、ロンドンやパリ、東京などの世界20都市でリスニングパーティが開催されました。それぞれの会場ごとにデザインの異なるTシャツが販売されたのですが、ベルリンは〈Our Legacy(アワー レガシー)〉の制作したものだったようです。当然現地には行けないので悔しい思いをしていたところ、奇跡的に日本に入荷したのでゲットできました。手配してくれた方に感謝です。(エディター/菊地健)

Chemical Sportsのオリジナルトートバッグ

今年の秋頃に韓国出張に行った際に購入した、ソウル・ハンナムにあるヴィンテージクローズショップ『Chemical Sports(ケミカル・スポーツ)』のオリジナルトートバッグ。私はこのショップを知らなかったのですが、出張初日に偶然現地の空港で会った知人に教えてもらい、ホテルからも徒歩で行けたので空き時間に足を運んでみることに。取り扱っているアイテム自体は2000年代あたりのヴィンテージクローズが多い印象で、ウィメンズも豊富。その中でもいくつかオリジナルアイテムを作っていて、そのひとつがこの“Horse Bag”でした。サイズは、1泊2日だったら旅行バッグとしても持っていけそうなくらいの嬉しいビッグサイズ。持ち手はブラウンのレザーで、スタッズが付いているのも可愛い。見た目やカラーもユニークなのでスタイリングのアクセントにもなって、お土産としてもおすすめのアイテムです。(アソシエイト・エディター/須郷里菜)

COOMEのSUIT BAGGY SHORTS

以前“On The Rise”でも取り上げさせていただいた、ウィメンズブランド〈COOME(コーメ)〉2025年FWのショーツ。ディレクターのKahoさんはインタビューをきっかけに今でも仲良くさせてもらっていて、こちらは展示会で一目惚れしたアイテムに。今っぽいちょうどいい丈感と、細めのストライプでスタイルも良く見えて嬉しい。カラーもシンプルなので、どんなトップスにもあわせられる万能系のボトムスです。冬でもタイツとあわせて着れるので、1年を通して着回すことができるのも◎。現時点で公式オンラインストアではSOLD OUTしているみたいなので、取扱店舗で在庫があればぜひチェックしてみてください。(アソシエイト・エディター/須郷里菜)

HOUSSEの5ポケットジーンズ

2025年AWよりスタートしたメンズファッションブランド〈HOUSSE(ウス)〉。デザイナー2人はいずれも22歳、23歳と若く、その年齢から想像される勢い重視のアプローチとは異なり、実際のモノづくりは非常に繊細で、素材選びに対する強いこだわりが感じられる点が印象的でした。そのギャップこそが、個人的には新鮮に映りました。自分が購入したデニムは、そんな同ブランドがファーストシーズンで展開したアイテムのひとつです。着用を重ねることで、デニム特有の風合いが徐々に引き出され、穿く人や時間の経過によって異なる表情を見せてくれます。革製品のように、経年変化を楽しめる1本だと感じました。リジッドデニムならではのハリ感がありつつ、ヒップの収まりも良く、シルエットの美しさも魅力です。(アソシエイト・エディター/中村 歩)

NO MAINTENANCEのHigh Collar Military Bomber

LAを拠点とするブランド〈NO MAINTENANCE(ノーメンテナンス)〉は、以前から注目しており、今年2月頃に取材の機会を得て、デザイナー本人にお会いすることができました。アーカイブをリファレンスとしながら、ミリタリー由来のディテールを現代的に再構築している点が、非常に魅力的だと感じています。このボンバージャケットは、ノーウォッシュの日本製コットンキャンバス(15オンス)を使用し、しっかりとした生地感が特徴です。2つの内ポケットと3つの外ポケットを備えた構造は、デザイン性と実用性を兼ね備えており、リブ仕様のカラーを引き立てるテーラードフィットも印象的です。また、ダブルジップ仕様である点も個人的に高く評価しています。機能性とデザインのバランスが非常に優れており、今シーズン最も着用しているアイテムのひとつです。(アソシエイト・エディター/中村 歩)

Diaspora skateboardsのカーディガン

肌寒い時期に何かと便利なカーディガン。今季は〈Diaspora skateboards(ディアスポラ・スケートボード)〉のこちらをゲットしました。全体に細かい穴が空いたデザインがユニークで、個人的に真っ黒になりがちな冬のコーディネートにアクセントを加えてくれる頼もしい1着です。(ソーシャル・エディター/堤紗智子)

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