渋谷 PARCO 6周年記念パーティが示した“東京カルチャーの現在地”
高橋盾のキービジュアルから始まり、3houseのスペシャルライブにはラッパーのKohjiyaとIOがサプライズ登場。ファッション、アート、音楽が交差した一夜をレポート
『渋谷PARCO』が再始動して6年。2025年11月21日(金)、館内外を舞台にした「SHIBUYA PARCO 6th Anniversary」のパーティーが華やかに幕を開けた。会場には海外メディアの姿も多く、「Global Niche(グローバル・ニッチ)」へ舵を切った現在の『渋谷PARCO』がいかに東京カルチャーの磁場として機能しているかを証明する夜になった。
18時。光の演出が降り注ぐエントランスに、今季のキービジュアルが鮮烈に浮かび上がる。手掛けたのはブランド設立35周年を迎えた〈UNDERCOVER(アンダーカバー)〉の高橋盾。彼自身が“渋谷PARCOとグローバルニッチ”をテーマに選び抜いたアートワークが、6周年の精神を象徴していた。
館内は、秋にかけて行われた大型改装を経て、約80区画が刷新されたばかり。〈kolor(カラー)〉が限定モデル Painted Wide Trousersを発売するなど、約70のショップから100を超えるアニバーサリーアイテムが登場。ローカルとグローバルのボーダーを溶かす“新生PARCO”の方向性が、プロダクトのひとつひとつに滲んでいた。また、日本初の実店舗となる〈OUR LEGACY(アワーレガシー)〉では、秋田発の日本酒「天の戸」を来場客に振る舞うなど、各店舗が独自のホスピタリティで来場客を迎えた。
カルチャーの熱量を象徴したのは、階層を移動するたびに現れるDJライブだ。ディズニーとのコラボレーションで注目を集める〈GANNI(ガニー)〉では、ShioriyBradshaw(シオリブラッドショー)が華やかなサウンドで空間を彩った。今夏オープンした『THE☆JOJO WORLD』では、新作アイテムのお披露目とともに、作品世界を拡張する体験型コンテンツが人気を集めた。『PARCO MUSEUM TOKYO』では、フランス人アーティスト ジャン・ジュリアン(Jean Jullien)の新作展“PURPLE PONY”が開催され、日本の日常を“ユーモアと優しさ”で再構築した17点の作品が来場者を現実と虚構の境界へと誘った。館内には、彼の手掛けたHAPPY HOLIDAYSキャンペーンのビジュアルも掲出され、訪れるホリデーシーズンの高揚感を先取りしていた。
この日のハイライトは、〈STONE ISLAND(ストーンアイランド)〉のポップアップストアを記念して屋外・スペイン坂広場で実施された「STONE ISLAND SOUND」によるスペシャル音楽イベントだった。気鋭のDJコレクティブ FULLHOUSE(フルハウス)のビートが場を温め、3House(スリーハウス)がメロウなフロウで観客を引き込んだ。そしてクライマックスではラッパーのKohjiya(コウジヤ)がサプライズ登場。さらにIO(イオ)とGooDee(グーディー)がステージに現れた瞬間、広場の熱気はピークに達し、渋谷の夜に歓声が響き渡った。
新生『渋谷PARCO』6年目の節目にふさわしい、“東京の今”が凝縮された一夜。ファッション、アート、音楽が渦巻くハイブリッドなカルチャーの現在地を示した。その実感を、会場にいた多くの人々が胸に刻んだはずだ。
「SHIBUYA PARCO 6th Anniversary」は11月24日(月祝)まで開催中。館内外には、この週末にしか体験できない多彩な仕掛けがまだいくつも待ち受けているのでぜひ足を運んでほしい。
















