NANGAが新ブランド MODMNT を始動 ──原宿と渋谷を舞台にローンチイベントを開催
デザイナー鈴木大器が生み出した自由なレイヤリングが導く、新しい“道具服”のかたち
国内屈指のダウンメーカー〈NANGA(ナンガ)〉の新ブランド〈MODMNT(モドメント)〉が立ち上がった。10月8日(水)に行われたローンチイベントでは、『NANGA SHOP HARAJUKU』をまるごとジャックし、プレスプレビューと先行販売を実施。夜は渋谷の『TRUNK(HOTEL)- トランクホテル』へ舞台を移し、ブランドが掲げるコンセプトとデザインを多面的に体感できる場を設けた。
〈MODMNT〉のデザインを手掛けるのは、「NEPENTHES AMERICA(ネペンテス アメリカ)」代表であり、ニューヨークを拠点に活動するデザイナー 鈴木大器氏だ。ブランド名は、“Module(組み合わせ)”、“Mode(流行)”、“Equipment(装備)”、“Element(要素)”を組み合わせた造語“Modulement”を略したもの。着る人が自由に組み合わせて拡張できる“道具服=Functional Tools”というコンセプトを軸に、新しいワードローブの可能性を提案する。
今季はクラシカルなワークウェアをベースに、現代的な素材やディテールで再構築。スタイリングの軸となるのは、ミリタリーコートの着脱式ライナーから着想を得たダウンジャケット(50,600円)やベスト(38,500円)、コート(61,600円)だ。軽さと保温性を両立する上質なダウンを採用し、単体でもレイヤードでも機能する汎用性を備える。
ファーストコレクションは全41アイテムを展開。アウターが38,500〜99,000円、トップスが19,800〜71,400円、ボトムスが19,800〜60,900円、小物が19,800〜22,000円程度。カラーパレットは黒やカーキ、ネイビーを基調に、差し色に赤を加えた。どのアイテムも都市に溶け込む質感とシルエットでまとめ上げられている印象。フルコーディネートが可能な構成で、組み合わせ次第で多彩なスタイリングを楽しめる。
原宿での“ジャック”から、夜のアフターパーティへ
イベント当日、『NANGA SHOP HARAJUKU』は『MODMNT SHOP』として、期間限定で姿を変えた。原宿の静かな裏通りに佇む無機質な空間に、フルコレクションが整然と並べられた。エントランス正面には、鈴木氏によるスタイリングがディスプレイされ、“自由なレイヤリング”というブランドの美学を象徴していた。店内の壁などに大きく映し出されたLOOKは、スタイリストの荒木大輔が手掛け、アウトドア由来の機能服の新しいバランスを描き出した。
夜は『TRUNK(HOTEL)』に会場を移し、アフターパーティを開催。DJ CarpainterとLicaxxxがプレイする中、〈MODMNT〉の世界観を演出したフォトブースを設置し、来場者を撮影。洗練された大人たちがブランドの始まりを祝福しに駆けつけ、成熟した高揚感が会場を包み込んだ。
〈MODMNT〉の2025年秋冬コレクションは、10月9日(木)に『NANGA SHOP HARAJUKU』で先行発売。翌10日(金)からは公式オンラインストアおよび全国の正規取扱店で展開されている。ナンガの確かな技術に、鈴木大器氏のクラフトへの眼差しが重なり、“道具としての服”という新しい価値が生まれた。すでに控える2026年春夏コレクションも、今季のアイテムと組み合わせて楽しめるデザインとなっており、今後の展開に注目したい。(*本文中の商品価格は全て税込)



















