Champion が50年代“後付けパーカ”をガチで復刻
しかもツートーンで、ステンシル入りで、ビッグサイズ
不覚にも「これ、ヴィンテージかな?」と錯覚するほどに、手を抜かずに〈Champion(チャンピオン)〉自ら再現したスウェットパーカが登場する。1950年代初めから半ばにアスレチックラインとして展開されていたスウェットの復刻版で、マニア垂涎の“後付けパーカ”を、当時のディテールそのままに蘇らせている。
“後付けパーカ”とは、ボディに後付けでフードを取り付けたモノを指すが、〈Champion〉はリブにしっかりとはめ込みされた仕様になっている。ヴィンテージ業界ではこの仕様も“後付けパーカ”として扱われている。今回復刻されたモデルは、当時のコットン100%の生地を旧式のシンカー編み機で再現。裏起毛の二重構造=“ダブルシックネス”で保温性を高め、見た目のボリュームと風合いにもこだわっている。
さらに、脇接ぎのない丸胴仕様、筒状の袖リブ、前後の襟に配された“ガゼット”など、当時の縫製仕様を忠実に再現。オートミール(色)のボディには染み込みプリントで赤いステンシル風ロゴをあしらい、着古されたような色落ちや生地の風合いも、ヴィンテージ加工によってリアルに表現されている。
往年の“Cロゴ”ワッペンが左袖に付いていない点も含め、あえて現代的なデザインアップデートを加えないという姿勢も潔い。ヴィンテージ市場ではサイズ選びが難しい“後付けパーカ”だが、本作では現代の着用感に合わせてビッグサイズで展開されるのは嬉しいポイント。オーセンティックでいて、ファッションピースとしても成立するこの1着は、〈Champion〉の“アーカイブ愛”の結晶と言っていい。
本作“Double Thickness Pullover After Hooded”は10月10日発売で、価格は75,900円(税込み)。TRUE TO ARCHIVESラインよりリリースされ、〈Champion〉の公式オンラインストア、『チャンピオン 原宿』『チャンピオン 堀江』『チャンピオン 京都』『チャンピオン 福岡』および、一部のセレクトショップにて販売される。


