TAKAHIROMIYASHITATheSoloist. 2025年秋冬コレクション
“洋服の着方を正す”という精神を基軸に据え、1957年公開の映画『OK牧場の決闘』に登場する主要人物らを創作背景に採用したコレクション



























宮下貴裕の手掛ける〈TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)〉が、2025年秋冬コレクション “THE BLACK -AND- WHITE REALISM”のルックブックを公開した。
前シーズンに引き続き、“洋服の着方を正す”という精神を基軸に据えた今季。1957年公開の映画『OK牧場の決闘』に登場する主要人物であるワイアット・アープ(Wyatte Earp)とドク・ホリデイ(Doc Holliday)を創作背景に、1880年代のアメリカに想いを馳せながら、1980年代のイギリス・ロンドンで見られた少年のように着崩すスタイルにも着想した。宮下氏は「コレクションタイトルも、ワイアットとドクによる架空のバンド名をイメージしたもの。決して熟考したタイトルではありませんが、どこか滑稽で、その響きの良さも気に入って採用しました」とコメントしている。
ボウタイやリボンを首元に携えたタキシードルックには、多種多様なハットを合わせてスタイリング。ジャケットの裾からアンボタンしたトランクスが覗く着こなしや、踵を踏みつけて履きこなした足元の艶やかなオペラパンプスなど、紳士服の頂点をなぞらえながらも、決して完璧なる正装に完結することのないルックがラインアップする。その他、軽やかなブラウス、ハートモチーフが飛び交うニット、レースのグローブなど、フェミニンな表情を纏ったアイテムを差し込み、かねてより宮下氏が好んでいるというスウィートな要素も取り入れたコレクションに。
ブランド:TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.
シーズン:2025年秋冬