Our Legacy 2025年秋冬コレクション
実務的なタバコ屋の店主が、夜になると全く異なるキャラクターになる様子をイメージし、対照的な2つのスタイリングを披露




























































スウェーデン・ストックホルム発のブランド〈Our Legacy(アワー レガシー)〉が、2025年秋冬コレクション “AULA”を発表した。
アイデンティティの“変容”を反映した本コレクションは、ルックと周囲の環境がどのように適応の手段となり、カジュアルとフォーマルの文脈間を行き来するための橋渡しとなるかを探求。定番アイテムであるトラックスーツやTシャツは、ハイツイストツイルを使用することで、構造的でユニフォームのようなシルエットへとアレンジ。一方、クラシカルなタキシードの形を反映させたサパーコートは、質感豊かなアッシュグレイのメルトン素材で仕立て、フォーマルさを削ぎ落とした1着に。
さらに、本コレクションのカラーパレットは、かつては高級シガーが並ぶ場所であった伝統的なタバコ店の雰囲気に着想。タバコの深いブラウンやアッシュグレー、そして煙や革、古びた木の香りを反映するような落ち着いたグリーンやアーストーン、そしてスモークされた布地のような黄味がかった色合いが特徴となっている。
プレゼンテーションでは、環境や職業が個人の印象をどのように変化させるかというテーマを掘り下げ、対照的な2つのスタイリングを披露。〈Our Legacy〉のクリエイティブ・ディレクターであるクリストファー・ニイン(Cristopher Nying)は、「私たちの周りの環境が、私たちが採るペルソナにどのように影響を与えるのかは、いつも興味深いテーマです。私は、普通で実務的なタバコ屋の店主が、夜になると全く異なるキャラクターになる様子を想像します。また、ある日、公園で子どもと遊んでいる旧友のホッケーチームメイトに偶然出会いました。最初は全く彼だと気づかなかったんです。環境や文脈がどうしても認識を曖昧にして、馴染み深い人物がまるで知らない人のように感じられることが面白いです」とコメントしている。
ブランド:Our Legacy
シーズン:2025年秋冬