Louis Vuitton 2025年秋冬コレクション
ストリートウェアの過去と未来を繋ぐファレル・ウィリアムスとNIGO®️のコラボレーション





















































































1月21日(現地時間)に〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉が、パリ・ファッションウィーク・メンズにて2025年秋冬コレクションを発表した。
今回のショーは、あらかじめ予告されていた通り、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と、その盟友NIGO®️(ニゴー)とのコラボレーションによるものである。NIGO®️の〈Louis Vuitton〉参加は、2020年にヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)と行ったカプセルコレクション “LV²”以来。フレンドシップにかけた“Phriendship”を掲げ、両者が共同で立ち上げた〈Billionaire Boys Club(ビリオネア・ボーイズ・クラブ)〉のロゴを思わせるファレル & NIGO®️の横顔グラフィックがウェアやバッグなどにあしらわれていた。
『ルーブル美術館』内で開催された本コレクションは、円形のセットデザインを片山正通の「Wonderwall」が担当。ショー後に明らかになるのだが、ランウェイに配置された24個のディスプレイケースには、『JOOPITER.COM』に出品されるファレル・ウィリアムスとNIGO®️のアーカイブコレクションが展示されていたのである。
テーラードからワーク、デニム、レザーまでバリエーション豊かに展開されたが、今回印象的だったのは、両者が交友関係を持ちはじめた2000年代初頭のストリートウェアを現代的に解釈したデザインが多かったことだ(まるでストリートの過去と未来を繋ぐかのごとく)。桜をモチーフとしたピンクは今コレクションのキーカラーの1つであり、ダモフラージュ柄のピース、スタジャン、ニット、ワークジャケットなど幅広いアイテムに採用された。ストリートの定番である迷彩パターンもショーの中盤に多く用いられたが、ビーズやスパンコールが装飾されており〈Louis Vuitton〉らしい仕上がりに。また、近年のNIGO®️のムードを反映するように、日本の伝統技術にインスパイアされたピースも要所要所で目を引く。襤褸(ぼろ)を連想させるジャガード、フラワーエンブレムと七宝織りを用いた円形のダイヤモンドパターン、茶道の織物パターンを着想源としたダミエなど。
毎回、ショー音楽も話題となるが、ファレル・ウィリアムスがプロデュースしたSEVENTEENの“Bad Influence”、The WeekndとPlayboi Cartiによる“Timeless”に加えて、ドン・トリヴァーとj-hopeによる新曲“LV Bag”がお披露目された。
ブランド:Louis Vuitton
シーズン:2025年秋冬
日付:1月21日(現地時間)