ARC'TERYX がウェアラブルロボットを備えたハイキングパンツを発表
スタートアップ企業「Skip」との共同開発により誕生
カナダ・バンクーバー発のアウトドアブランド〈ARC’TERYX(アークテリクス)〉が、ウェアラブルロボットを搭載した新しいプロダクト “Movewear”を開発する「Skip(スキップ)」とチームアップし、サポート機能を備えたハイキングパンツ MO/GO™を発表。
「Skip」は、もともと「X(旧:Google X)」の一部として設立され、2023年に独立したスタートアップ企業だ。そんな同社が〈ARC’TERYX〉のAdvanced Conceptsチームと協業し、約4年もの歳月をかけて開発されたこのパンツは、〈ARC’TERYX〉のGammaをベースに、取り外し可能なカーボン ファイバー カフとモーター駆動式のパワーモジュールを装備。これにより、ハイキングに伴う疲労や怪我を防ぐだけでなく、山での移動が困難な人々でもスムーズに歩行ができるような仕様に。これは、上り坂を歩行する際には脚の筋肉を40%強化し、下り坂ではバランスを保てるよう補助してくれる。また、左右それぞれのバックポケットに収納可能な充電式バッテリーパックが付属しており、上り坂の歩行中でも一度の充電で最大3時間以上稼働してくれるという。このデザインは、シロイワヤギの能力とその動きから着想を得ている。
〈ARC’TERYX〉と「Skip」が共同開発したMO/GO™は、現在「Skip」および海外の〈ARC’TERYX〉の公式オンラインストアで注文予約を受付中。2025年後半に最初の出荷が予定されている。価格は、5,000ドル(約72万5,000円)となる。なお、国内での展開は現時点で不明となっているため、まずは上記のフォトギャラリーでそのディテールをチェックしよう。