堀米雄斗が大逆転で五輪連覇
実況は「真の逆転の主人公」と伝えていた
最後の最後で堀米雄斗がトリックを決めたとき、「ここぞって時にメイクする力が半端ない。やっぱり持っている」と“心からの声”で解説する瀬尻稜は述べていた。
──フランスで開催中の「パリ2024オリンピック」。7月29日スケートボードの男子ストリート決勝が、コンコルド広場にて行われた。日本代表の堀米雄斗は、“堀米家の家紋”がヒールサイドに刺繍された、NIKE SB Dunk Low x Yuto “Wolf Gray”で大会に臨んでいた。
決勝では、ラン1本目で89.90点を出し、ランを終えて全体4位。ラントップのナイジャ・ヒューストン(Nyjah Imani Huston)の93.37点まで3.47点差の状況で、ベストトリックへと移った。堀米雄斗はその1本目で94.16点の高得点を出し、上位と差をつめたが、2回目から4回目まで失敗。しかし、最後で魅せた。
96.98点がトップに並ぶには必要ななかで、堀米雄斗の5本目トリックは97.08点をマーク。これにより合計281.14点となり、ジャガー・イートン(Jagger Eaton)の281.04点を0.1点上回り、大逆転。堀米雄斗は、東京2020オリンピックに続き、金メダルに輝いた。
【男子ストリート決勝・結果】
金)堀米雄斗 281.14点
銀)J.イートン 281.04点
銅)N.ヒューストン 279.38点
4位)白井空良 278.12点