KENZO と京都・祇園の老舗履物匠の手掛ける JOJO Naitou との初コラボレーションが実現
創業100年を超える老舗が生み出すモダンなサンダルをNigoが独自のテイストにアレンジ
アーティスティック・ディレクター Nigo(ニゴー)率いる〈KENZO(ケンゾー)〉は、去る6月19日(現地時間)にフランス・パリで開催した2025年春夏コレクションのランウェイショーにて、京都祇園の老舗履物匠「ない藤」が手掛けるサンダル JOJO Naitou(ジョジョ ナイトウ)とのコラボレーションサンダルをお披露目。本稿では、両者の初となるコラボレーションプロダクトのディテールに迫る。
JOJO Naitouは、100年を超えて履物を創り続ける「ない藤」より、「これからの世界を象徴する記号、それがはきもの」をコンセプトに新しく生まれたフットウェア。足の特徴を採寸をし、お誂で履物を造ることで培われてきた確かな技術と知恵を、現代のライフスタイルに合わせたモダンなデザインと融合させ、新しいカタチの履物を提案している。世界中で親しまれている日本の草履(ぞうり)を原型とするビーチサンダルを再解釈することで生まれたJOJOサンダルは、ベーシックなスタイルのほか、ボリュームをもたせたカラフルな花緒や、少し厚めにデザインされたヒールも展開。厳選された素材は、アウトソールに摩耗性にすぐれたゴム素材を使用し、フットベットには足触りもよく水にも強い特殊なコルクを使用、存在感のある花緒には、伸縮性の優れた素材を採用し、前ツボには哺乳瓶の飲み口と同じシリコンを採用するなど、異素材をシンプルに組み合わせたモダンなアプローチによって、長時間履いても疲れにくく足当たりの良いフィット感を実現した設計になっている。
今回のコラボレーションでは、コンテンポラリーな機能美が魅力のJOJO Naitou、そして伝統的なデザインと実用性、ファッション性を兼ね揃えた用の美を追求するシリーズ kodori(コドリ)をベースに、最新コレクションのテーマを踏襲した鮮やかな色彩やグラフィックを表現したプロダクトが登場。なお、kodoriはショーピースとして特別に製作したもので、一般販売は無し。JOJO Naitouに関しては、2025年3月頃のローンチを予定している。