Hermès が2024年第2四半期の決算を発表
前半期の連結売上高は約1兆2,477万円に
〈Hermès(エルメス)〉が、2024年第2四半期の決算を発表。同社の業績は極めて好調。前半期の連結売上高は75億ユーロ(約1兆2,477万円)で、恒常為替レートベースで15%増となった。また、今期の売上高は37億ユーロ(約6,156億5,225万円)で、固定為替レートで13%増加した。
今期は、フランスを除くヨーロッパが総収益の伸びを牽引し、売上高は18%増、日本がそれに続いて19.5%増という結果に。日本を除くアジアは5.5%増で、ほとんどのブランドが中国で損失を被る中、エルメスは売上を安定させた。同社の現CEO アクセル・デュマ(Axel Dumas)は「中国の顧客は非常に洗練された顧客で、現在、ロゴ入りの製品ではなく、高品質の製品を求めています。進行中のこの変化は、私たちの助けになっています」と述べた。
また、売上は時計を除くほぼすべてのカテゴリーで増加しており、時計は4.9%減、小規模なシルクおよびテキスタイル部門は5.6%ほど減少した。これらの成長は、同ブランドの独占性と忠実な顧客基盤によるもので、〈Hermès〉の展開する数量限定のクラシックなデザインが需要を高く保っていると考えられる。