田名網敬一の立体的なアートワークが随所に施された異色のバービーが誕生
初の大規模回顧展を記念した田名網敬一とバービーのコラボレーションが実現
日本のポップアートシーンの第1人者である田名網敬一の大規模回顧展 “田名網敬一 記憶の冒険”が、東京・六本木の『国立新美術館』にて8月7日(水)から開催される。それを記念して、2024年に65周年を迎えた世界的ファッションドール BARBIE®(バービー)との初コラボレーションが発表された。
1959年の誕生以降、女性を取り巻く時代時代の環境の変化を反映してきたバービー。今回のコラボレーションは、バービーを販売する「マテル(Mattel)」からのアプローチによって実現に至ったが、田名網氏自身も幼い頃からバービー人形のファンだったということもあり、とんとん拍子に話が進んだという。“BARBIE®×TANAAMI”のテーマは、田名網氏の思い描く“永遠の女性像”。立体的なアートワークが随所に施されたプリーツドレスと、長いビニールのまつ毛の瞳を持つ触手状のヘッドドレスが特徴的だ。そして、ヘッドドレス中央の眼は“すべてを見通す力を持ちながら、その秘密を明かさない芸術とファッションの象徴”だという。左手には巾着メッシュバッグをぶら下げ、ペットの金魚を連れているが、ここには田名網氏の遊び心が。
奇抜かつ複雑な構造のコスチュームなので、素人目に見ても難しいプロダクションになることが想像できるが、田名網氏のチームによれば、「マテル」社の制作部隊が意欲的で、最初から非常にクオリティの高いサンプルが届いたという。自身の作品が平面の世界を飛び出て、実際の人形として世の中に出ることに、田名網氏も満足しているそうだ。
7月19日(金)10:00~8月6日(火)23:59の期間限定で、日本先行での予約販売となる“BARBIE®×TANAAMI”。価格は、展覧会の当日一般観覧券とのセットで50,000 円(税込)となり、特典として、江戸扇子の老舗「伊場仙」による非売品の扇子も付属する。また、8月7日(水)~ 11月11日(月)の展覧会期中は、特設ショップでも受注販売を実施。※商品本体の発送は12月末~2025年1月を予定(送料・関税込)。
その他詳細、予約については『国立新美術館』のWEBサイトからご確認を。
田名網敬一記憶の冒険 Keiichi Tanaami: Adventures in Memory
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
会期:2024年8月7日(水)~2024年11月11日(月)※毎週火曜日休館
時間:10:00 – 18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで
観覧料:一般2,000円、大学生1,400円、高校生1,000円