Prada 2025年春夏メンズコレクション
現実と想像の衝突を検証しながら構築されている




















































ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)の手がける〈Prada(プラダ)〉が、2025年春夏メンズコレクションを発表。今回のテーマは、“Closer”だ。
ディテールをよく見ると、わざと折り目をつけたり、パテント加工を施したり、エイジング加工を施したり、ワイヤーを入れて歪めたりしている。いっぽうで、各ルックには誇張されたプロポーションがあり、意図的に長くされたもの、切り取られたものが組み合わさっている。これら衣服には時間の痕跡があり、不完全さもまた生きている証で現実の証である、というメッセージが込められている。
〈Prada〉の2025年春夏コレクションは、伝統的なメンズウェアの原型を、いつもよりも服に生命を与えるアプローチで、現実と空想を融合した。遠くから見た印象と近くから見た印象が違うのもこのコレクションの特徴だ。ショーが終了すると、ミウッチャとシモンズがドアの隙間から顔を出したという。2人の繊細で強力なコレクションを祝って、ファッショニスタはスタンディングオベーションで彼らを讃えた。
ブランド:Prada
シーズン:2025年春夏メンズ
日付:2024年6月16日(現地時間)