Levi’s® が所有する最古ジーンズの復刻版 9Rivet を日本で発売
「リーバイスのアーカイブ室にある様々な1870年代のブルージーンズの中で、9Rivetが一番古いのではないかとずっと思っていました。9Rivetが実際に最も古いものであることを確認した後、私たちはデニムの歴史のユニークな部分を捉えた、その癖やディテールのすべてを再現することに非常にわくわくしました」












先んじて海外で発売されていた、〈Levi’s®(リーバイス)〉が所有する最古のブルージーンズの復刻“9Rivet(ナインリベット)”の日本発売が決定した。2024年6月7日、リーバイス®ストア 京都と、リーバイス® 公式オンラインストアにて販売が開始される。
なんといっても特徴は、補強リベットが9つなことである。過去、ネバダ州の炭鉱で発見され、騒がれたネバダジーンズは、1870年後半から1880年代前半のもので、シンチバックの左右の根にもリベットが付いており、合計リベット数は11。その他、カリフォルニア州サンフランシスコのリーバイス本社にあるアーカイブ室には、1870〜80年代の“最古系ジーンズ”が数本あるそうなのだが、ほとんどの合計リベット数は11。このリベット数に目をつけながら、そのアーカイブの解析を進めていくなかで、リベットが9つかないジーンズは、バックパッチに1875年3月16日の再特許の日付などもないことから、1875年よりも前で、(〈Levi’s〉が所有するアーカイブの中で)もっとも古い1873-4年ごろのジーンズとの結論に至ったそうだ。
その発見を記念して発売されるので、商品名もちろん“9 Rivet”である。現在、〈Levi’s® Vintage Clothing(リーバイス ヴィンテージ クロージング)〉のデザインディレクターを務める、ポール・オニール(Paul O’Neill)は、「私は、リーバイスのアーカイブ室にある様々な1870年代のブルージーンズの中で、9Rivetが一番古いのではないかとずっと思っていました。9Rivetが実際に最も古いものであることを確認した後、私たちはデニムの歴史のユニークな部分を捉えた、その癖やディテールのすべてを再現することに非常にわくわくしました」と語っている。
この最古ジーンズの復刻“9Rivet”は、プレーン・セルビッチ・コーン・ミルズ・ホワイトオーク・デニム工場で作られた9オンスの生地を用い、バックポケットは1つ。そこは隠しリベットではなくむき出しリベット。センターバックのシンチにリベットはなし。そのシンチバックの間には、1875年以前とデザインが似たレザーパッチがつく。ただし、ウエスト(W)のインチ表記は現代と同じ。1870年代当時は、W32だとなぜかW16と半分の数字で表記されていたはず。このあたりは、〈Levi’s®〉本社と、日本のヴィンテージの知識人との見解が違うところだが、いずれにせよ、ネバダジーンズよりも古い “9Rivet”が、〈Levi’s® Vintage Clothing〉より復刻登場する。
Levi’s® Vintage Clothing “9Rivet”
¥66,000(税込み)展開店舗:
リーバイス®ストア 京都
リーバイス® 公式オンラインストア(https://bit.ly/4bR4Qrw)販売情報:
発売日:6月7日(金)
リーバイス®レッドタブ™会員限定で、6月6日(木)に先行販売あり。