インテリアブランド HAY と ASICS が初のコラボシューズ Skyhand OG を発表
〈HAY〉の共同創設者 メッテ・ヘイへの『Hypebeast』独占インタビューもチェック




















〈ASICS(アシックス)〉とデンマーク発のインテリアプロダクトブランド〈HAY(ヘイ)〉が、デンマーク・コペンハーゲンのデザインイベント「3daysofdesign」にて、初のコラボレーションモデル Skyhand OGを発表した。
「3daysofdesign」の期間にコペンハーゲンにある〈HAY〉のグローバル旗艦店『HAY House』にて限定販売された本モデルは、1994年に〈ASICS〉より発売されたSkyhand OGを、〈HAY〉チームがオリジナルのカラーパレットで再構築した1足。カラーはブルー、グリーン、ピンクの3色展開に。それぞれのシューズには、対照的でありながらも、各々の色を引き立て合うカラーリングが落とし込まれている。アッパーは、スエードとレザーをミックスし、シュータンとヒールには両ブランドのロゴを配置。加えて、〈ASICS〉らしく機能性にも長けており、前足部に快適な歩行を実現するFlyteFoamを、かかと部分にクッション性を高めるEVAフォームを採用している。
本コラボモデルのローンチに際して、〈HAY〉の共同創設者であるメッテ・ヘイ(Mette Hay)が、Skyhand OGを選んだ理由や、とのコラボレーションが彼女のブランドにとって持つ意味などについて本国の『Hypebeast』に語ってくれた。
メッテは「カラースケールを検討しているときに、既存のHAYのデザインを参考にするべきだというアイデアをすぐに思いつきました」と語った。続けて「そこでチルダ・ビェルレガードのアウトライン・パジャマ・コレクションが思い浮かんだのです。その柔らかな色合いは、すぐにSkyhand OGにうまく反映されました。これは、当たり前のことではありませんでした。なぜなら、異なる素材や質感に適用した場合、必ずしも色が本来のものと同じように“機能”するとは限らないからです」と説明。
メッテにとって、今回のコラボプロジェクトは〈HAY〉と〈ASICS〉の類似点を結びつけるものであるという。彼女自身も生涯〈ASICS〉のファンであり、彼女は「個人的にも、特にランニングの際にASICSのシューズを履くのが好きでした」と話す。
また、本コラボは、“デザインをより多くの人々に親しんでもらう”という〈HAY〉のビジョンを発展させたものであり、同ブランドにとって初となるスニーカーブランドとのコラボレーションでもある。
本コラボのベースとなるモデルを決める際、Skyhand OGを提案したのは〈ASICS〉だったそう。メッテはこれについて「昔ながらのクラシックシューズに、新しい命を吹き込むということが気に入ったので、私たちはすぐに賛成しました」と述べた。そして「コラボレーションをする際には、エキサイティングな製品を生み出すために、両ブランドがなにか新しいアイディアを持ち寄ることが重要です」と話す。
そして、彼女は「私自身、非常にエキサイティングで、そのスピード感やイノベーションが絶え間なく起こるスニーカー業界に魅了されています」と続けた。「また、スニーカーは、複数の世代にまたがり語りかけることができるアイテムであるという点も気に入っています。私の母、私自身、そして私の息子や娘が同じ靴を履くことができるのです」。
なお、シューズのほかに、両者のロゴを総柄であしらったビッグサイズのバッグと、シューズと同色展開のEveryday Sockも同時に発売される予定。価格は、バッグが45ユーロから、Everyday Sockが22ユーロからとなる。
〈ASICS〉x〈HAY〉のコラボSkyhand OGは、ヨーロッパでは6月28日(現地時間)、アジアでは8月1日(現地時間)より、一部の〈HAY〉ストアおよび取扱店舗で発売予定。価格は120ユーロより。国内での販売は現時点で不明となっているため、まずは上記のフォトギャラリーでそのディテールをチェックしよう。