Volkswagen が2025年モデルの ID.BUZZ を初公開
初回限定版を含む3つのグレードが用意される
「フォルクスワーゲン(Volkswagen)」は、新型の電気自動車ID.BUZZの生産体制を発表した。ID.BUZZは、『ワーゲンバス』の愛称で親しまれたマイクロバスを新時代に適合する形で開発されたバンだ。2022年に初公開されたモデルと概要は変わらないが、2025年モデルでは、Pro S、Pro S Plus、そして初回限定の1st Editionという3グレードが公開された。
パワートレインには堅牢な91 kWhバッテリーを採用し、282馬力の後輪駆動モデルに加えて、オプションで335馬力を発生する「フォルクスワーゲン」が展開する四輪駆動4MOTIONが選べる。
デザインの観点から見ると、ID.BUZZは20インチのアルミニウムホイールを収め、オリジナルのマイクロバスを踏襲しながら現代的なアップデートが施されている。デュアルパワースライドリアドアをはじめとする装備によって利便性も向上している。
カラーリングはツートーンとシングルトーンの選択肢があり、オーナーの好みに合わせてパーソナライズできるようなカスタマイズ性を用意している。インテリアはムーンライト、デューン、カッパーからなる3つのテーマが設定され、海岸沿いを思わせる爽やかな色調から、ダークでムーディーな佇まいまで、幅広い組み合わせからチョイスできる。
先進装備については、、12.9インチのインフォテインメントディスプレイ、ワイヤレス充電、「フォルクスワーゲン」の運転支援システムIQ Driveが含まれている。Pro Sグレードではベンチシートで最大7人の乗車定員となり、Pro S Plusおよび1st Editionでは、快適性を高めたキャプテンシートが設定されている。
Pro S Plusではヘッドアップディスプレイや700ワットのHarman/Kardonサウンドシステム、パノラミックガラスルーフなどの機能を備え、より豊かな乗車体験を提供する。 1st Editionでは専用のホイール、特別なバッジ、追加のハイエンドアメニティなどの専用装備が追加される。
航続距離と価格の詳細については本稿執筆時点ではまだ発表されていないが、じきに発表されるようだ。また、ID.BUZZの日本発売は、2025年初頭になる見込み。