Ferrari Yellow をまとった空冷 Porsche 911が約5900万円で落札
タイプ964の時代、「フェラーリ・イエロー」というオリジナルカラーが存在したようだ
UPDATE(2024/5/27):ブリング・ア・トレーラーのオークションに出品されていたフェラーリ・イエローの「Porsche(ポルシェ)」911 Turbo(タイプ964)が、37万6000ドルで落札された。2024年5月27日時点での為替レートは、1ドル156.85円のため、日本円で換算すると5,897万5,600円で落札されたことになる。あのタコメーターの針の速さ、求められるハンドリングやシフトチェンジの腕、重低音なエンジンのフィーリング……。現代では失われた“あれこれ”が詰まっていて、もう二度と作れない空冷エンジン時代のポルシェ911は、通常タイプの個体であっても高騰しているが、飾って良しのレアカラーやレアモデルはさらにさらに入手困難になっている。
ORIGINAL(2024/5/21):スピードイエローでもレーシングイエローでもない、フェラーリ・イエローというユニークで希少なカラーに身を包んだ、1991年製「Porsche(ポルシェ)」911 Turbo(タイプ964)が、ブリング・ア・トレーラーを通じてオークションに出品されている。
証明書には、工場出荷時のカラーとして「Ferrari Yellow」と記載されており、またボディに貼られたステッカーからも「FERRARIGELB」という文字が確認できる。GELBはドイツ語で“黄色い”という意味。なので、塗り直しのイエローではなく、「Porsche」がオリジナルカラーとして出した正真正銘のフェラーリイエローである。
そして、このフェラーリ・イエローの空冷911 Turboは、走行距離がわずか12,000マイル。アメリカで販売された個体のため、マイル表記だが、kmに直すと約20,000キロメートルである。つまり、個体は新車状態にほど近いので、トップのスライドギャラリーからそのオリジナルの雰囲気をじっくり堪能できる。
気になる価格は、この記事の執筆時点(2024年5月21日)で、最高23万6,000ドル(約3,500万円)で入札されている。オークション終了日時は、2024年5月24日2:15(現地時間)。最終的な落札価格を知りたい人は、ブリング・ア・トレーラーのオークションをチェックしよう。