Levi's® のアーカイブ室にある最古ジーンズが復刻
この“LEVI’S® VINTAGE CLOTHING MEN’S 9RIVET JEANS”は800本の限定生産






世界一有名なボトムス、〈Levi’s®(リーバイス®)〉の「501」が生まれたのは、1873年5月20日。これは、リーバイ・ストラウス社とテーラーのヤコブ・デイビス(Jacob Davis)が、ジーンズをリベットで補強するアイディアの米国特許を取得した日でもある。お手持ちの〈Levi’s〉のジーンズのパッチをみれば、左右から馬で引っ張っても破れないを意味するツーホースマークの下に、今でも“PATENTED MAY 20 1873”の文字が確認できるはずだ。なので、5月1日ではなく、5月20日を「501® DAY」としている。
この記念すべき5月20日が151年目を迎え、リーバイ・ストラウス社が所有するジーンズの中でも最古とされる、1874年ごろのジーンズが復刻された。リーバイス本社のアーカイブ・ルームには、このオリジナルが(リーバイスが所有する)最古のジーンズとして保管されている。アイテム名は、“LEVI’S® VINTAGE CLOTHING MEN’S 9RIVET JEANS”で、最大の特徴はリベットが9個なこと。アーカイブ・ルームには、ほかにも1870-80年代のジーンズがあるそうだが、それらの個体のほとんどは11個のリベットで補強されている。だが今回のオリジナル個体は、ほかよりも2個少ないのが特徴で、その事実から最古のモデルと判断したそうだ。リベットが付いた場所は、フロント左右のポケット、コインポケット、後ろの片ポケットにそれぞれ2つ。そして股下に1つある。
ちなみにこの頃のジーンズは、ジーンズという名称が生まれておらず、オーバーオールと呼ばれていた。ほか、このアイテムの特徴は、お尻のポケットがまだ右側にのみ。ベルトループはなく、サスペンダーボタンで穿く。レザーパッチは1875年以前のデザインで後ろ中央についている。(ちなみに、左バックポケットが付くのは1901年ごろ、ベルトループが付くのは1922年ごろである。)
800本の限定で、日本発売は未定だが、リーバイスUSの公式サイトで確認できる(495ドル)ので、欲しい人はそちらをチェック!