Met Gala 2024 来場ゲストのベストルックをチェック
バッド・バニーはジョン・ガリアーノによる〈Maison Margiela〉のアーティザナルを着用













































5月6日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークの『Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)』で開催されたファッションの祭典「Met Gala 2024(メットガラ 2024)」。今年のテーマである“The Garden of Time”に沿って、各界のセレブリティたちがそれぞれの解釈を落とし込んだ個性的なアウトフィットをお披露目した。
今年のテーマである“The Garden of Time”は、英国の作家 J・G・バラードが1962年に発表した同名の短編小説『時の庭』からインスピレーションを受けており、共同ホストにはゼンデイヤ(Zendaya)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、バッド・バニー(Bad Bunny)、クリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)が名を連ねた。
ゼンデイヤは、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がデザインした〈Maison Margiela(メゾン マルジェラ)〉のドレスで登場。これは、同デザイナーが手掛けた〈DIOR(ディオール)〉の1999年春クチュールコレクションを彷彿とさせる特注のアーティザナルドレスで、彼にオマージュを捧げたルックに。ジュエリーは、ゼンデイヤがアンバサダーを務める〈BVLGARI(ブルガリ)〉のものをチョイス。また、ヘアメイクはメイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)が、〈Maison Margiela〉の2024年クチュールコレクションのランウェイショーのために用意したビューティルックにインスパイアされているそうだ。また彼女は、なんとレッドカーペッドの途中で衣装をチェンジし、周囲を驚かせた。セカンドルックでは、〈Givenchy(ジバンシィ)〉の1996年春クチュールで発表された、同じくジョン・ガリアーノデザインのブラックドレスを披露した。アクセサリーは、〈Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)〉の2007年春夏コレクションで使用された、大きなブーケのようなフラワーのヘッドピースと、ヴィクトリア朝風のコルセットトップスを選び、エレガントな雰囲気に。
続いて、バッド・バニーのブラックルックもご紹介。彼もまた、ゼンデイヤと同じくジョン・ガリアーノによる〈Maison Margiela〉のアーティザナルを着用。スタイリングには、バラシアウール製のミッドナイトブルーのスモーキングジャケットに、グログラン製のブラックラペル、内側に赤いシルクリボンのラインがあしらわれたパンツ、ブラックのサテンコルセット、アバンギャルドなハットを組み合わせた。加えて足元を飾ったのは、クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)による〈Maison Margiela〉特注の足袋ブーツだ。さらに、今年のドレスコードとして花柄を選ぶ参加者がほとんどだったが、彼はこのテーマに独自のアレンジを加え、バラシアウールで作られたブラックのフラワーブーケを持参した。
その他、ジェニファー・ロペスの250万個以上のシルバーのパーツとビーズを装飾したダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)デザインの〈SCHIAPARELLI(スキャパレリ)〉のオートクチュールドレスや、5万個のクリスタルがあしらわれたリル・ナズ・X(Lil Nas X)の〈LUAR(ルアール)〉のセットアップ、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)の肩に淡い色の花が装飾された〈THOM BROWNE(トム ブラウン)〉のテーラードスーツ、ドージャ・キャット(Doja Cat)の〈Vetements(ヴェトモン)〉によるウェットTシャツ、タイラ(Tyla)の特大砂時計とサンドドレス、9人がかりで移動していたカーディ・B(Cardi B)の超ボリューミーな〈WINDOWSEN(ウインドーセン)〉のブラックドレスなども目を引いた。特に〈Maison Margiela〉は人気を集めており、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)やグェンドリン・クリスティー(Gwendoline Christie)も同ブランドのドレスを着用。