T.T が創設者・髙橋大雅の蒐集したアーカイヴを開示する新プロジェクト “T.T I-A” を始動
プロジェクトの初回となる展示 “T.T I-A 001”が京都・祇園の総合芸術空間『T.T』にて2024年5月13日(月)まで開催中
〈Taiga Takahashi(タイガ タカハシ)〉改め〈T.T〉が新プロジェクト “T.T I-A”をローンチし、その初回となる展示 “T.T I-A 001”を京都・祇園に位置する総合芸術空間『T.T』にて5月13日(月)まで開催中だ。
〈T.T〉はデザイナー/現代美術家として活躍した創設者・髙橋大雅の逝去を受け、2023年2月にブランド名を〈Taiga Takahashi〉から変更し、2023年秋冬シーズンより彼の遺志を引き継いだデザインチームがコレクションを手掛けている。今回ローンチした新プロジェクト “T.T I-A”は、“Taiga Takahashi Institute of Archeology”を意味し、髙橋大雅の活動の核となる考古学的な手法を引き継ぎ、髙橋が蒐集した過去の遺物のアーカイヴを開示するためのプラットフォーム。同ブランドはアーカイヴの開示に留まらず、今現在に生きる我々が、歴史的な思考から新たな創造を始めるためのプロジェクトとして“T.T I-A”を位置付けているという。
本プロジェクトの初回となるエキシビジョン “T.T I-A 001”では、髙橋の考古学的手法の根幹を明らかにするため、“木(建築)”、 “石(彫刻)”、“布(衣服)”といった主要なテーマを設け、彼の遺したおよそ2,000点に及ぶ蒐集物から、衣服やオブジェなどの古物を展示する。各グループにおける自然素材と造形との関係性は、髙橋の芸術活動に対する考古学的手法を反映しており、“美と職人の技術のタイムカプセル”と称することもできるだろう。展示期間中の『T.T』の内部には砂利が敷き詰められ、空間や物への探求を可能とする瞑想的な景観を創出。このGWは古都京都の地で、髙橋大雅の思想の一端に触れてみてはいかがだろうか。
T.T I-A 001
会期:4月26日(木)~5月13日(月)
会場:総合芸術空間 T.T
住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-120
営業時間:12:00‒19:00
TEL:075-525-0402