Nike が改めて AIR にスポットライトを当てた新モデルを一挙発表
今夏に開催されるスポーツの祭典でアスリートの足元を支えるシューズ


















来たる7月にフランスの地で開催される「パリ2024夏季オリンピック」。このたび〈Nike(ナイキ)〉は、同大会でアスリートの足元を支える新モデルを一挙発表した。“ブループリント パック”と呼ばれるこれらのシューズは、同社の誇る“Air(エア)”に改めてスポットライトを当てたラインアップとなっている。
〈Nike〉独自のクッショニング プラットフォームであるAirは、1978年にリリースされたTailwind(テイルウインド)のミッドソールに初採用。『Hypebeast』読者には説明不要かもしれないが、バスケットボールシューズからキッズ用モデルまで、あらゆるカテゴリーのスニーカーに搭載され、スポーツ界を飛び越え、カルチャー的な側面でも欠かすことのできないテクノロジーに。
今回の“ブループリント パック”には、先日発売されたAir Max(エア マックス)Dnの新色、Alphafly 3(アルファフライ 3)、Dragonfly 2(ドラゴンフライ 2)、GT Cut 3(G.T.カット 3)、GT Hustl(G.T.ハッスル 3)、InfinityRN 4(インフィニティ ラン 4)、Invincible 3(インビンシブル 3)、Maxfly 2(マックスフライ 2)、2024 Mercuria(2024 マーキュリアル)、Pegasus 41(ペガサス 41)、Victory 2(ヴィクトリー 2)が名を連ねる。モデル数が多いので、本稿では『Hypebeast』的視点から注目シューズをご紹介したい。
まずは、アルファフライ 3だ。シリーズ最軽量となる3代目モデル。最も軽く、柔らかく、反発力に優れたZoomXフォーム+前足部のZoom Airポッドは前モデルから共通となるが、後ろと前を連結させたフラットソールに変更したことで、安定性の向上し、スムーズな体重移動をサポート。アッパーにはフライニットに熱加工を加え、強度を高めたアトムニットを採用している。続いては、G.T.ハッスル 3。多くの女性プレーヤーからの意見から「エネルギーリターンを高め、適切な重量を実現し、全体的な快適性を高めること」を目指した同モデルの最大の特徴は、バスケットボールのニーズに合わせて設計された前足部のAir Zoomユニットだ。ビジブルZoom air + Zoom Air ストロベルのダブル構造によって、エネルギーの蓄積とリターンを高めている。アッパーには、柔らかく軽量で通気性に優れたNikeラジアルニットを採用し、重量を増やすことなく必要な部分をしっかりと包み込む構造に。そして、2024 マーキュリアル。同モデルでは、Air Zoom ストロベルユニットから屈曲溝を取り除き、ブーツの前足部にスピードフィンを追加することでプレートの屈曲性を最適化している。前モデルと比べて、エネルギーリターンは10%向上。また本モデルでも、アスリートの意見を反映し、フライニットアッパーの素材を5層から3層に。より足なじみの良いフィットかつ、フライニットを全面に使用したフットボールモデルの中では、最も軽く薄いアッパーに仕上がっているという。
Pegasus 41およびPegasus Premiumついては、別記事でご紹介しているので、気になる方はこちらから。
〈Nike〉ブループリント パックは、今夏リリース予定。