Valentino の新クリエイティブ・ディレクターにアレッサンドロ・ミケーレが就任
ミケーレのデビューコレクションは2024年9月のパリ・ファッションウィークで発表

〈Valentino(ヴァレンティノ)〉は、以前から噂されていた通り元〈Gucci(グッチ)〉のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が同メゾンの新クリエイティブ・ディレクターに就任したことを正式に発表した。
ミケーレは、25年にわたって〈Valentino〉のクリエイティブ・ディレクターを務めてきたピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)の後任として、4月2日(現地時間)よりローマを拠点とするメゾンの指揮を執ることになる。〈Valentino〉は本来であれば6月に行われるはずだったメンズとクチュールのショーをキャンセルし、ミケーレのデビューコレクションを9月のパリ・ファッションウィークでお披露目するとのこと。ミケーレはこの新たな役職において、自身初となるクチュールコレクションを手がけることになる。彼は今回の就任について「とても光栄なことです。独特のエレガンス、洗練、究極の優雅さからなる集合的なストーリーに美という言葉が刻まれたメゾン・ド・クチュールの一員になれることに、計り知れない喜びと大きな責任を感じています」というコメントを発表。
また、かつてミケーレと共に〈Gucci〉に在籍していた経歴を持つ現〈Valentino〉CEO ヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)も、今回の人事について以下のように語った。「何年も一緒に仕事をしてきたミケーレとまた仕事ができることはとても嬉しく、またワクワクしてもいます。彼の才能とクリエイティビティ、深い知性は軽やかさと常に結びついています。彼はメゾン・ヴァレンティノの新たな章を綴ってくれるに違いありません。メゾンならではのクチュール・コードやヴァレンティノ・ガラヴァーニが築き上げた伝統が再解釈され、ミケーレの並外れたビジョンと融合されることで、私たちに大きな感動をもたらす魅力的なオブジェに生まれ変わることでしょう」