Valentino がアレッサンドロ・ミケーレと契約交渉中との噂

〈Valentino（ヴァレンティノ）〉が、先日クリエイティブ・ディレクターを退任したピエールパオロ・ピッチョーリ（Pierpaolo Piccioli）の後任として、元〈Gucci（グッチ）〉のアレッサンドロ・ミケーレ（Alessandro Michele）と契約交渉を進めているとの噂が浮上した。

同メゾンは3月22日（現地時間）、25年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務めてきたピッチョーリの退任を発表。この時点では新体制については明かされず、近日中に発表するとしていた。報道によると、〈Valentino〉の親会社である「Mayhoola」CEO（最高経営責任者）のラシード・モハメド・ラシード（Rachid Mohamed Rachid）は、当初ミケーレを同社が昨年5月に買収したファッションブランド〈Walter Albini（ウォルター・アルビーニ）〉のクリエイティブ・ディレクターに就任させようと交渉したものの、条件面で折り合わず契約には至らなかったという。そこであらためて〈Valentino〉のクリエイティブ・ディレクターとして彼にオファーしているとのこと。現在の〈Valentino〉のCEOであるヤコポ・ヴェントゥリーニ（Jacopo Venturini）はかつてミケーレと共に〈Gucci〉に在籍しており、良好な関係であったことから、彼はこのオファーを受ける可能性は高いと報じられている。また、同メゾンはオートクチュール・コレクションも展開していることも、ミケーレにとっては魅力的であろうことは想像に容易い。本稿執筆時点では両者からの正式なコメントは確認できていないため、今後の続報に期待しよう。