Prada Re-Nylon が National Geographic Creative Works とのコラボレーション第2弾を発表
インド太平洋や北極、地中海の生態系が直面している問題を取り上げ、Re-Nylonの存在意義を掘り下げる3つのエピソードを公開












〈Prada(プラダ)〉の展開するRe-Nylon(リナイロン)プロジェクトが教育および文化に対する継続的な取り組みの一環として、「National Geographic Creative Works(ナショナル ジオグラフィック クリエイティブワークス)」とのチームアップで制作した第2弾となるストーリーテリングおよびメディアコラボレーションを発表。
Re-Nylonは、〈Prada〉の中で最も知られている代表的な素材 ナイロンをさらに進化させたコレクション。このコレクションは世界中の海から回収されたプラスチック、漁網、埋め立てごみ、繊維くずを再利用、浄化して作られた再生ナイロンのみを使用して生産されている。〈Prada〉はRe-Nylonを生地生産技術とサステナブル・ラグジュアリーの次のステップと位置付けており、品質を損なうことなく無限に再生できる“真の循環型ラグジュアリー”を担う素材として、現在も進化を続けている。
〈Prada〉は世界各地の海を探検し続けている「National Geographic Creative Works」とのコラボレーションにより、2019年に初めてショートビデオを制作。この作品は〈Prada〉Re-Nylonの舞台裏に迫る内容で、海や埋め立て処分地から集められた廃棄プラスチック(漁網など)や繊維廃棄物を回収し、無限の循環型サイクルの起点となるECONYL®へと再生されるプロセスを紹介した。
Re-Nylonの新コレクションおよびキャンペーンを機に制作された第2弾では、3つのエピソードを発表。世界で最も注意を要する海や水界生態系をいくつか取り上げ、そこで直面しているさまざまな危機と、個人にポジティブな影響をもたらす方法を通して、Re-Nylonの存在意義を掘り下げていく。『National Geographic』で活躍する写真家や探検家の主導のもと、世界の海洋保全が直面している根本的な課題を探りながら、各映像が視聴者を独創的で多様性に満ちた、他に類を見ない海洋生息環境へと誘う。
Part 1:the Indo-Pacific
1つ目のエピソードは、インド太平洋地域やインド洋の肥沃な島々にフォーカスし、サンゴ礁の壊滅的な被害と、滞在的な悪影響に立ち向かう地域のコミュニティの積極的な取り組みを検証。
Part 2:the Arctic
2つ目のエピソードは、北極への探索を通して海洋温暖化問題にスポットを当て、人間の生活が私たちの暮らす環境に与える影響や現地のコミュニティから得られる知識について議論する様子が捉えられている。
Part 3:the Mediterranean
3つ目のエピソードでは、地中海のエコシステムを取り上げ、手遅れになる前にどのように問題を解決し得るか探りながら、人間の活動が漁業を営むコミュニティに悪影響を与える侵略的外来種をもたらしている実情を伝えている。
両者の長きにわたるストーリーテリングのコラボレーションをさらに一歩進めたこれらの作品は、持続的な変化をもたらすために海洋リテラシーが重要な役割を担っていること、つまり、いかに知識が我々の問題解決への道筋となり、破壊を食い止めるために役立つかという事実を強調していると言えるだろう。
また、Re-Nylonコレクションの収益1%は、「Prada Group(プラダ・グループ)」と「UNESCO(ユネスコ)」の政府間海洋学委員会(IOC)が2019年にローンチした教育プログラム “SEA BEYOND”の支援に充てられているという(*2023年7月時点)。“SEA BEYOND”は、「Prada Group」が注力する社会的関心と、教育や文化にもたらしてきた価値に基づいたプロジェクトであり、世界中の若い世代を教育しながら海洋に関する知識の指針やサステナビリティに対する国際的な意識を伝え続けている。今回のキャンペーンを機に、〈Prada〉のこうした取り組みにも注目してほしい。