Jil Sander 2024年秋冬コレクション
オーバーサイズで丸みを帯びたシルエットとビビットなカラーリングが印象的なコレクションに




































































ルーク(Luke)とルーシー・メイヤー(Lucie Meier)の手掛ける〈Jil Sander(ジル サンダー)〉が、ミラノ・ファッションウィークにて2024年秋冬コレクションを発表。
“雨”は、ルークとルーシー・メイヤー夫婦の共通のテーマだ。『STYLE NOT COM』の『Instagram(インスタグラム)』によると、2人の結婚式当日にも雨が降ったそうだが、それでも彼らは明るい日差しの中、バージンロードを歩いたという。
今回のランウェイショーは、そんな雨の日の輝きを表現しているような、一面をセージグリーンでまとめ上げた壁や床に、ツヤと丸みのあるブルーの巨大なスピーカーが散りばめられた会場で行われた。外では雨が降る中で、音楽にはアメリカ・ニュージャージー出身の気鋭シンガーソングライター Mk.geeの演奏を採用。ルークとルーシー・メイヤーは、“包み込まれるような感覚”を表現したかったという。
今季は、〈Jil Sander〉のこれまでの歴史を作ってきたミニマルでシャープな印象とは異なり、全体としてオーバーサイズで丸みを帯びたシルエットが印象的なコレクションに。カラーは、定番のブラックやグレー、ホワイトがリードしつつも、鮮やかなレッドや、癒しのセージグリーン、目が覚めるようなロイヤルブルー、パステルピンク、まろやかなブラウンといった幅広い色を採用。キルティングのダウンコートや裏返して着ることができるニットトップスなどには、きらめくシルバーやゴールドのジュエリーで装飾することで、ラグジュアリーな雰囲気をプラスしていた。
ブランド:Jil Sander
シーズン:2024年秋冬
日付:2月24日(現地時間)