LVMH を代表する2大ブランドのディレクターが交代との噂
〈DIOR〉と〈LOEWE〉のクリエイティブ・ディレクターが変更か


近年のファッション業界では、ラグジュアリーブランドのディレクター交代劇が頻発している。特に今年は〈CHANEL(シャネル)〉や〈CELINE(セリーヌ)〉〈Valentino(ヴァレンティノ)〉〈Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)〉といったトップメゾンでのディレクター交代が相次ぎ、それぞれ大きな話題となった。そんななか、「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」傘下の2ブランドが2025年に向けて大胆な人事異動を計画しているとの噂が浮上した。
まず〈DIOR(ディオール)〉のウィメンズ部門のクリエイティブ・ディレクターを務めているマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が退任し、その後任としてジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)の起用を計画しているという。そしてジョナサン退任後の〈LOEWE(ロエベ)〉のクリエイティブ・ディレクターには、現在〈Jil Sander(ジル サンダー)〉を手掛けているルーク(Luke)&ルーシー・メイヤー(Lucie Meier)夫妻が就任するとのこと。関係者によると、これらの人事異動はキウリの手掛ける〈DIOR〉最後のショーとなる2026年クルーズコレクション発表後、2025年5月末に実施されるようだ。本稿執筆時点で「LVMH」からは何の発表もないため、各ブランドからの正式なアナウンスを待とう。